環境・衛生
音害について
寄せられた内容
家の正面に「防災北本」の屋外スピーカーがあり、突然鳴り出す。放送の音量のあまりの大きさにへきえきしている。これほど大音量で流す必要、緊急性があるのか。また、地域催事の花火(音)はどうか。
回答
防災行政無線につきましては、「北本市防災行政用無線局運用要綱」に基づき運用しております。この要綱では、防災行政無線について、災害時と平常時に区分し、平常時の放送については、毎日1回の自動放送による定時放送及び臨時放送としています。
防災行政無線は、特に災害時に対しての使用が重要でありますので、平常時の臨時放送につきましては、要綱に規定する「人命その他の重大かつ急迫な危険に関する事項」等に該当する場合に限定的に使用すべきものと考え、極力放送を控えるよう努めています。また、夕方の定時放送では、緊急時に使用できるように、無線設備が正常に作動しているかどうかを確認しております。
このようなことから、放送内容につきましては、市として必要であると判断した放送のみを行っております。御指摘いただきました、毎日の「よい子のみなさん…」につきましては、夕方の定時放送として子どもたちに時間を伝えると同時に、防犯上の観点から子どもたちの見守りを喚起するという意味を含め放送しています。また、「迷い人が発見された報告」につきましては、御協力をいただいている市民の皆さんから、御心配のお電話がありますので、夜間を除き放送することとしております。
また、放送音量の問題につきましては、スピーカーのついた鉄塔の設置場所、あるいはスピーカーの向きによって、影響が生じていることは十分認識しております。御連絡をいただいた際には音量等を調整するなどの対応をしています。施設が老朽化していることもあり、今後、施設の改修・更新に併せて、鉄塔の位置、高さ、向き等について、検討し対応したいと考えております。なお、御指摘いただきましたスピーカーにつきましては、先日(8月20日)、現地を確認し音量を調整いたしました。
また、音花火に関しましては、地域の行事等の開催をお知らせするもので昔からの慣行により行われておりますが、関係法令及び埼玉県煙火消費技術基準に基づき行われているものであれば、市として規制することが難しいので御理解ください。
カラス駆除について
寄せられた内容
ツバメが巣を作りヒナが巣立っていくようになっているが、カラスがヒナを食べてしまうことがある。カラスを駆除や捕獲することはできないか。
回答
カラスなどすべての野鳥は、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律により捕獲することが禁止されております。ただし、カラスが住宅に巣を造り糞害等の生活被害を受けている場合などについては、有害鳥獣としてその捕獲を許可される場合もあります。
カラスの数は市でも県でも把握しておりませんが、増加傾向にあるものと考えます。これ以上、増加することのないよう地域住民の皆さんが協力し合ってカラスの増加原因となるエサが手に入らないようにすることが大切です。例えばゴミを出すとき生ゴミを新聞紙で包んでから出す、ゴミ収集ネットをかける、収集時間に合わせてゴミを出す、物干し竿に針金ハンガーを出したままにしない(住宅街にいるカラスは針金ハンガーで巣を作ることが多いため)等が考えられます。
市といたしましても、市民の皆さんへの呼びかけ等により、カラス対策について、鋭意努力してまいりますので、御理解くださいますようお願い申し上げます。
家畜による悪臭について
寄せられた内容
例年、夏になると農家の家畜による悪臭が漂う。市の環境基本計画にある悪臭の防止には農家は含まれないのか。
回答
「悪臭の防止」については、北本市環境基本計画第3章14の中で悪臭予防対策を推進するよう位置付けられております。
また、平成8年4月に悪臭防止法の一部が改正され、従来の物資濃度規制では、畜産農業による悪臭のように複合臭気に対して充分な効果が見込めないことから、畜産農業によるものも規制の対象に含まれることになりました。法律では、自動車などの移動発生源のほか、建設工事など一時的に設置される建設現場や家庭からの悪臭につきましては、規制の対象外になりますが、農家が業としている家畜の飼育施設は規制の対象になります。
今後は、県の中央家畜保健衛生所の協力を得ながら、現状を把握し、畜産農家等に対して飼育方法などの改善について指導を行いますので、御理解くださいますようお願い申し上げます。
マイバスケットの作成について
寄せられた内容
市では、なぜマイバスケットではなく、マイバッグを作成したのか。もしマイバスケットを作成したら助成金は出るのか。
回答
本市では、平成12年に施行された容器包装リサイクル法を受けて、平成15年からプラスチック製容器包装等の回収に取り組み、ごみ減量等に成果を上げています。このような中、平成19年4月に施行された容器包装リサイクル法の改正に伴い、容器包装廃棄物の排出抑制につながるレジ袋の使用を削減するため、本年度から「レジ袋削減・マイバッグ持参運動」を推進することといたしました。
この運動は、スーパーマーケットなどの市内の関係事業者・市民団体・市が協働でレジ袋削減等に取組み、キャンペーンなどを展開することで、市民一人ひとりがごみ減量化や環境への意識を高揚し、レジ袋の使用削減を目指すものです。
市民の皆さんに、この運動の趣旨を御理解いただき、運動へ積極的に参加していただくため、マイバッグを作成し、コミュニティ体育祭において配布させていただきました。
今後は、関係事業者、市民団体の皆さんと連携協力して、北本駅等でレジ袋削減・マイバッグ持参を推進するためのキャンペーン活動なども実施してまいりたいと考えております。
また、御質問のマイバスケット作成費の助成金については、現在のところ考えておりませんが、レジ袋削減の手法の一つと捉えております。今後、他団体等の取り組みを研究しながら、マイバスケットについて検討してまいりたいと思いますので、御理解くださいますようお願いいたします。
駅東口の放置自転車について
寄せられた内容
駅東口の放置自転車を撤去してほしい。
回答
放置自転車は、歩行者の通行を妨げ、景観を損ない、また非常時の緊急車両の交通を妨害します。そのため、市では、駅周辺の放置自転車について、定期的に撤去しております。
撤去は「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律」や「北本市自転車放置防止条例」等に基づいて行われており、撤去の対象となるのは道路、水路、公園、駅前広場その他の公共の用に供する場所で、自転車駐車場以外の場所に放置された自転車です。また駅前周辺は、自転車放置整理区域に指定されております。
御指摘いただきました駅東口駐車場に駐車された自転車についても、毎日、午前9時30分から11時30分まで、シルバー人材センター職員が警告書(白)を取り付け、放置整理区域内に放置しないよう注意を喚起しております。また、毎月1回、定期の撤去日には、午前中に放置自転車に警告書(白)を取り付け、午後に再確認のうえ再度の警告書(赤)による警告を行った後、市職員が撤去しています。
今後とも、放置整理区域内の放置自転車については、定期的に撤去を実施するとともに、広報活動を通じ自転車の放置を行わないよう周知を図り、良好な環境の保持に努めてまいります。
ごみ分別の簡略化について
寄せられた内容
北本市へ引っ越してきたが、ごみの分別が難しくて驚いた。もう少し簡単に一般的な方法にならないか。また、指定のゴミ袋というのは業者との関係もあるのではないかと憶測してしまう。
回答
市民生活は豊かで便利になった反面、ごみの量の増大と質の変化を招き、地球環境への影響や処分場の確保、処理費の増大が問題となっています。
このため、市では、市民の御協力をいただきなからごみの量を減らす工夫をして、できる限りごみを資源として再利用し、減らす取り組みを進めています。
この中で、家庭から排出されるごみにつきましては、1燃やせるごみ 2燃やせないごみ 3容器包装類、4資源類に分別して回収しているところです。
市では、ごみの分別収集の徹底に取組み、ごみゼロ社会に向けた循環型社会を形成していくことが何よりも重要な課題と考えておりますので、家庭での実践を通じた御協力をお願いいたします。
なお、市指定のごみ袋につきましては、各家庭から出されるごみを品目ごとに分けていただくため、行政職員で構成する埼玉中部環境保全組合管内協議会(鴻巣市、吉見町、北本市)が仕様を定めたものを採用しております。
雑木林を市民の森とすることについて
寄せられた内容
北本市街化区域内の雑木林等を所有者から一定期間(50年ほど)借り上げ、固定資産税を減免し、これらを「市民の森」として市民に利用してもらってはどうか。
回答
本市では、将来都市像である「緑にかこまれた健康な文化都市」を築くため、目標の一つに「緑が活きる快適な都市」の実現を掲げ、緑の保全と環境や景観に配慮したまちづくりに取り組んでいます。
特に、市街地における緑地保全につきましては高崎線沿いの北本中央緑地の整備や生産緑地の指定などを行ってまいりましたが、雑木林等は民有地が大部分を占めますので、これまで所有者の協力や市民の自主的な活動により残すことができました。しかし、今後、これらの雑木林等の緑地を行政が公的空間として買収するには限界があります。
このため、市といたしましては、御提案の「市民の森」と同様の方策として、都市緑地法に基づく市民緑地制度が市街化区域内の雑木林を保全する方法として有効であると考えております。
この制度は、一般的に土地の所有者と5年以上の契約を結び保全するものですが、今後、御提案を踏まえて具体化に向けて取り組んでまいります。
太陽光発電設備設置の補助金について
寄せられた内容
太陽光発電設備設置について、国や県では補助金を出すようだが、市でも検討してほしい。
回答
太陽光発電については、家庭からのCO2排出の抑制においては大変に大きな役割を果たせるものとして期待されています。国では、一般住宅への太陽光発電の設置する際の補助制度を復活させており、県でも平成21年度より既存住宅の場合21万円、新築住宅の場合10万5,000円を上限とした補助制度を創設し、既存住宅、新築住宅を併せ2,600件の普及を見込んでいることを、2月10日に上田知事が記者会見において発表されています。国や県の場合、産業政策として行う面も多分にあり、長期的な国際競争力の改善、国内産業の育成といった成果を期待することが可能です。
本市としましても、太陽光発電の普及拡大を図ることにつきましては、温暖化防止対策において重要な施策であることは認識しておりますが、新たな補助金等の措置については、財政的に慎重に検討をする必要があります。また、全世帯に占める割合を県と同規模で実施した場合、本市では2万7千世帯の0.09%、年間24世帯の設置件数にとどまります。
これらのことから、限られた財源の中での補助対象件数としましては、少数の世帯に限られた補助金制度となりますので、直ちに制度の設置については難しい状況であります。
市といたしましては、広報紙やホームページによる国・県の補助制度を情報提供しつつ、今後の国・県の状況や、設備価格の変動等を見ながら検討進めてまいりますので、御理解くださいますようお願いいたします。
狂犬病予防接種料金について
寄せられた内容
狂犬病予防接種料金2,750円は高いのではないか。安価で行う獣医師を紹介すべきである。
回答
狂犬病につきましては、平成18年11月に海外でかまれて帰国後に発症した例がありましたが、国内での発症は、昭和33年以降皆無となっています。これも関係者の地道な取り組みと市民の皆さんの御理解と御協力によるものと考えております。
狂犬病予防注射は、狂犬病予防法第5条により年1回の接種が義務付けられています。市では、犬の登録をされている飼い主の皆さんに、毎年4月、市内15会場で実施する集合注射の御案内のはがきをお送りしております。
この予防注射には、集合方式と動物病院等での個別方式があります。御意見にありました、集合方式の料金につきましては、社団法人埼玉県獣医師会と市との契約に基づき定められています。これは、担当する獣医師の技術料、医薬材料費、接種時にかまれたときの保険等の事業に要する経費を根拠に設定されており、県内一律の料金です。
関東地方での注射料は、東京都が3,000円と一番高く、横浜市は2,995円、山梨県は2,850円、千葉県は2,800円、埼玉県が2,750円となっています。
これまで市といたしましても、社団法人埼玉県獣医師会に対し、注射料の値下げを申し入れておりますが、現段階での見直しは検討していない旨の回答をいただいております。
狂犬病予防の集合注射については、今後も社団法人埼玉県獣医師会の協力を得て実施していかなければなりませんが、その料金の値下げにつきましては、引き続き要請してまいりますので御理解くださいますようお願い申し上げます。
更新日:2021年03月31日