大地震に対する備え

更新日:2021年08月31日

そもそも北本市でも被害が発生するの?

大きな地震は日本全国で発生する恐れがあります。

特に「首都直下型地震」は、今後30年間のうちに70%の確率で起こると言われており、埼玉県が行った調査では、北本市の震度は震度5強・弱程度となるとされています。

この場合、けがをする恐れがあるだけではなく、ライフラインの復旧には時間がかかると予測されており、事前の対策・備蓄が必要です。

あなたと家族の安全を守るため、最も重要な3つのポイントをまとめたので、できることからぜひ取り組んでみてください。

 

震度のイメージ
震度 人の体感・行動 屋内の状況
5弱 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。
5強 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。
タンスが窓ガラスを割るイラスト
地震によって物が落ちてくるイラスト

(埼玉県「平成24・25年度埼玉県地震被害想定調査報告書」・気象庁「震度階級関連解説表」より)

1.家具を固定しよう

どうして家具を固定するの?

近年発生した地震でけがをした原因を調べると、約30~50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。

そのため、家具を固定することで家族の安全を守ることができます。

近年発生した地震における家具類の転倒等が原因のけが人の割合

東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」より

家具の固定方法

家具の固定方法は、L型金具を使用したものが最も強力です。

壁に穴をあけない方法では、ポール式とマット式を組み合わせて使用することで、効果を高めることができます。

ご自宅の状況に応じて、固定グッズを選びましょう。

家具転倒防止グッズの効果

詳細については、「埼玉県イツモ防災リーフレット」をご覧ください。

埼玉県イツモ防災リーフレット

家具の固定を専門家に依頼したい場合は、「埼玉県家具固定サポーター」をご活用ください。(相談無料、施工有料)

埼玉県家具固定サポーター登録制度

2.備蓄をしよう

災害時には、水やガスなどが使用できなくなったり、生活必需品が手に入りにくなったりします。

特に、東京湾北部地震では、ライフラインの復旧には時間がかかることが想定されています。

自宅で避難生活を送るために、次の「おすすめ備蓄グッズ」はぜひ準備しておきましょう。

 

首都直下型地震が発生した場合のライフライン復旧予測時間

首都直下型地震が発生した場合のライフライン復旧時間

おすすめ備蓄グッズ

ご自宅で避難生活を送るにあたり、あると便利なグッズを10個選びました。

普段から使用しているものを、いつもより多く買っておくことが、あなたと家族を救うかもしれません。ぜひ購入しておきましょう。

自宅避難生活お役立ちグッズ

使用方法や備蓄量などは、防災マニュアルブックをご覧ください。

埼玉県防災マニュアルブック自宅サバイバル編

ローリングストック

備蓄食料などを買った後、しまったままにしてしまい、気が付いたら賞味期限が切れている・・・ということはありませんか?

そういうことがないようにお勧めしているのが、食べながら備えるローリングストック法です。

普段から食べているおいしい食料を、お得に備蓄しておきましょう。

食べながら備えるローリングストック

そのほか台所の防災術については、防災マニュアルブックサバイバルキッチンをご覧ください。

埼玉県防災マニュアルブックサバイバルキッチン

3.家族と連絡がとれるようにしよう

地震が落ち着いた後、次に気になるのは家族の無事です。

しかし、大地震の後は電話がつながりにくくなります。

そのため、災害用伝言ダイヤルを使用するなど、連絡手段を決めておくことが重要です。

災害時用伝言ダイヤル171のイラスト

災害時用伝言ダイヤルは、毎月1日、15日に体験利用ができます。

 

また、SNSは災害時でも比較的使用できるといわれています。

インターネットが使用できる状況であれば、LINEなどで家族の安否確認をする約束をしておくことも良いでしょう。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし安全課危機管理・消防防災担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5523
ファックス:048-592-5997
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