市議会のしくみ

更新日:2021年03月31日

地方自治と議会

 北本市の行う仕事は、道路や公園の整備、下水道の整備やゴミの処理、乳幼児や高齢者の福祉、小中学校や公民館図書館の運営、保健施設の運営、地域コミュニティ活動の支援など、多岐に渡ります。
 市長の考えに従って、市政を進めていく行政の側(市役所)を執行機関といいます。
 これら市の仕事について、私たち自身で考え、話し合い、解決していくことが必要です。しかし、私たち住民全員が集まって話し合ったりすることは、現実には困難です。
 そこで、代表として選ばれた市議会議員が私たちに代わって市民生活のいろいろな問題について慎重に審議し、どう処理すべきかを決めています。これが市議会です。市議会は市政を進めていくうえで大切な事柄を決める合議制の議決機関です。

市議会議員(議員定数)

市議会議員(議員定数)

 議員定数 20人
 議員は、4年ごとに選挙によって市民から選ばれます。
 北本市議会の議員定数は、条例で20人と定めています。
 北本市議会では、平成17年3月定例会で議員定数を26人から20人とする条例が可決され、現在の議員数となっています。

議長と副議長

 議長と副議長は、議員の中から議員による選挙により選ばれます。
 議長は本会議の議事を整理し、議場の秩序を保ち、議会の議事をまとめます。また、対外的には、市議会を代表して会議に出席したり、他の機関との協議等を行います。
 副議長は、議長が病気や事故などで不在のとき、または議長が欠けたときに議長の代理を務めます。

市議会と市長

 市議会議員は議会を構成して、市民の意思を市政に反映させるため、市民生活のいろいろな問題について審議し、どう処理するかを決めています。このため議会は『議決機関』と呼ばれています。
 一方、市長は市議会の決定に基づいて、実際の市政を進めていきます。このため市長は『執行機関』と呼ばれています。
 市議会と市長は、ともに独立した立場から市政を考え、市政を進めていく「車の両輪」です。
お互いの立場を十分尊重し、市民生活の向上に努めています。

議会の招集

 地方議会には、定期的に開かれる『定例会』と、必要に応じて開かれる『臨時会』があります。北本市の場合、定例会は原則として、3月、6月、9月、12月に開かれます。
 市議会の招集は市長が行いますが、議員定数の4分の1以上の議員から、事案を示して請求があった場合等にも、市長は臨時会を招集しなければなりません。

本会議

本会議

 議員が本会議場に集まって行う会議を『本会議』といいます。
本会議は市議会の意思を決定する大切な役割を持っています。

議案審議の流れ(概要)

  1. [開会] 会議を開くには議員定数の半数以上の議員の出席が必要です。
  2. [議案提出] 議案には、市長から提出されるものと、議員から提出されるものがあります。
  3. [提案説明] 議案について、提出者から内容の説明があります。
  4. [質疑・答弁] 議員が議案について質疑を行い、それに対する答弁があります。
  5. [委員会付託] 質疑が終わると、議案などをさらに詳しく調べるために、委員会審査に付します。
  6. [委員会付託議案審査] 議案や請願陳情などについて調べ、委員会として賛成か反対かの態度を決めます。
  7. [委員会報告] すベての委員会が終わると、再び本会議を開き、委員会で決まった審査結果を報告します。
  8. [討論] 委員会報告の後、議案について賛成か反対かの意見を述べます。
  9. [採決] 議案について賛成か反対かを出席議員の過半数で決めます。

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