平成21年度第1・四半期市政概要報告

更新日:2021年03月31日

 平成21年度第1・四半期における市政の概要を御報告いたします。
 議員各位並びに市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げます。

 初めに、総合政策部関係について御報告いたします。
 定額給付金について申し上げます。
 定額給付金は、平成20年度の政府の生活支援対策事業として、家計への支援及び地域の経済対策の観点から給付するもので、平成21年2月1日において、北本市の住民基本台帳に記載されている方及び外国人登録原票に記載されている方のうち特別永住者または長中期在留者を対象として、18歳以下の方及び65歳以上の方へは2万円、19歳以上64歳以下の方へは1万2千円を給付するものです。
 本市では、住民基本台帳等から抽出した世帯に対し平成21年3月10日に通知を発送するとともに、平成21年3月23日から9月24日まで、申請受付及び給付を行っているところでございます。
 給付に当たりまして、広報紙及び市ホームページへの掲載、また、ポスターを庁内や各公民館、駅通路へ掲示して市民の皆さんへ周知をして参りました。
 平成21年5月末の時点では、2万4,660世帯、6万4,378人、9億8,002万円が給付済みとなっており、予算額に対しまして、91.8%の執行率となっております。
 また、5月25日に未申請者に対して申請の勧奨通知を送付しており、給付漏れのないよう努めて参ります。
 続きまして、北本市小規模工事等契約希望者登録制度の取組みについて申し上げます。
 この制度は、本市が発注する入札を必要としない工事で、学校や公共施設の修繕など小規模工事の契約について、市内に事業所を置く小規模事業者の受注機会を拡大し、積極的に活用することにより市内経済の活性化を図ることを目的とするものです。
 平成20年度の実績は52件、契約金額は1,090万2,659円です。引き続き本制度の運用を通じて市内小規模事業者の育成に努めて参ります。

 次に、総務部関係について御報告いたします。
 職員採用試験について申し上げます。
 この採用試験は、非常に厳しい雇用情勢を踏まえ、安定的かつ継続的な雇用を創出するため「早期雇用機会創出事業」として、7月又は10月に採用する職員を4月に募集したものです。
 募集人数は一般事務3人、建築1人、保育士2人、保健師1人の計7人、応募人数は全職種合わせて349人で、5月3日に筆記試験を行い、面接試験を経て、採用する職員を決定いたします。

 次に、市民経済部関係について御報告いたします。
 駅からハイキングについて申し上げます。
 この事業は、4月5日にJR東日本、北本市まちづくり観光協会及び市との共催により、本市の知名度のアップと地域の活性化、またハイキングを通じて参加者に北本の自然、桜等を楽しんでいただくことを目的に実施したものです。
 当日は、市内外から約800人の方の参加があり、さくらまつり、菜の花まつり、石戸蒲ザクラ、高尾氷川神社、城ヶ谷堤等を散策いたしました。
 また、北本市まちづくり観光協会の観光ボランティア「かたりべ」による観光案内も行われ、多くの皆さんに北本の春を楽しんでいただきました。
 続きまして、菜の花まつりについて申し上げます。
 この事業は、4月4日・5日に北本市景観作物振興会の主催により、景観作物である菜の花を主役に、地域の活性化や観光の観点から実施し、多くの皆さんに楽しんでいただきました。期間中は、市内外から約4,300人の方の参加があり、今後は、食用油の抽出や有機肥料などとして再利用し、環境にやさしい農業の取り組みを計画しております。
 続きまして、緑のトラスト保全第8号地(高尾宮岡の景観地)保全整備事業について申し上げます。
 トラスト8号地は谷津と斜面林からなる豊かな自然環境と、住民の生活と農業に支えられた農的空間としての里山景観を特徴としております。昨年度農的空間としての里山景観を再生するため、トラスト地内の一部に田んぼ約700平方メートルを整備しました。この田んぼにつきましては地元9地区で構成された「トラスト8号地里山保存会」に管理運営を委託しております。
 なお、去る5月26日((火曜日))には、地元の石戸小学校5年生67人の児童が、「保存会」の指導により田植え体験しました。また、秋には稲刈りも含めた収穫祭も予定しています。
 続きまして、新型インフルエンザ対策について申し上げます。
 先日、新型インフルエンザ感染者が成田空港での検疫において確認されたことを受け、国内あるいは県内・市内での感染者発生が危惧されたため、北本市危機管理指針に基づき、5月1日に北本市新型インフルエンザ危機対策本部を設置し、22日までに延べ4回開催し、市内発生に対しての準備をいたしました。
 まず、予防措置の観点から、注意喚起のチラシを各自治会へ配布・回覧するとともに、各公共施設等にもポスターを掲示し、注意を促しました。
 庁内では、連絡・招集体制の再確認等を行い、万が一の事態に備えるとともに、消毒液の各施設等への配置計画、マスク・消毒液の備蓄計画を決定いたしました。
 また、危機対策本部の下部組織として、各部局・施設において市内発生に対する対応や留意事項を検討・実施する北本市新型インフルエンザ応急対策部も設置し、既に4回会議を行い、市としての対応方針・対応策などを検討しております。

 次に、保健福祉部関係について御報告いたします。
 子育て応援特別手当について申し上げます。
 子育て応援特別手当は、平成20年度の緊急措置として、多子世帯の幼児教育期の子育ての負担に配慮する観点から、平成21年2月1日において平成14年4月2日から平成17年4月1日までに生まれた第二子以降の児童に対し36,000円を支給するものです。
 本市では、申請期間を平成21年3月25日から9月25日までとし、住民記録上から抽出できた世帯に対しましては申請書を送付するとともに、住民記録から抽出ができないケースも想定されたことから、広報紙への掲載、市内小・中学校、幼稚園・保育所へのチラシの配布、さらにはポスターを作製し施設等に掲示をいたしました。
 平成21年5月末の時点では、822世帯854人分、3,074万円が支給済みとなっており、予算額に対しまして74.3%の執行率となっております。
 今後、未申請者への勧奨を実施し支給漏れのないよう努めて参ります。
 続きまして、妊婦健康診査の公費負担について申し上げます。
 妊婦健康診査の公費負担については、国の平成20年度第2次補正予算において、妊婦健康診査臨時特例交付金が創設され、これに伴い、平成21年1月27日以降の受診から公費負担を5回から14回に拡大しました。
 公費負担回数の拡大にあたり、4月以降の健診に使用できるよう、対象者293人に通知文(ご案内)と助成券(受診券)を送付しました。
 また、平成21年1月27日から平成21年3月31日までの間で、拡大された回数分を自費(公費負担無し)で受診された方については、後日、償還払いできるよう、北本市妊婦健康診査等助成金交付要綱を制定したところです。
 なお、現在、償還払いの対象者を把握し、申請をしていただくよう通知の準備を進めております。

 次に、都市整備部関係について御報告いたします。
 首都圏中央連絡自動車道の供用開始後のインターチェンジの名称について申し上げます。
 平成21年5月11日、東日本高速道路株式会社より(仮称)桶川ジャンクションに高速埼玉中央道路(上尾道路の自動車専用部)が形成されるまでの間、供用されるインターチェンジの名称について「桶川北本インターチェンジ」としたい旨の照会文書を受け、同意したところでございます。
 今後は、この素案を元に埼玉県及び通過市町に対し意見照会を行い、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構が決定していくことになります。

 次に、教育部関係について御報告いたします。
 感動桜国きたもとウォーク大会について申し上げます。
 4月4日、「第10回感動桜国きたもとウォーク大会」を行いました。当日は満開の桜の中好天に恵まれ、募集記事が新聞に掲載されたことから市外からの参加も多く、合計592人の参加者が、3キロコース、9キロコース、12キロコースに分かれウォーキングに挑戦しました。最も長い12キロコースでは、石戸蒲ザクラ、城ヶ谷堤、自然観察公園、さらに、今年から緑のトラスト保全8号地もコースに加え、北本の自然や桜を満喫していただき、完歩した方々に完歩証と花を贈りました。

 以上で、市政概要報告を終わりますが、この間、お寄せいただきました議員各位並びに市民の皆さんの御意見、御協力に対しまして厚くお礼申し上げます。
 なお、平成21年度第1・四半期における主要な事業等につきましては、市政概要報告書主要な事業等の一覧のとおりですので、御覧いただきますようお願いいたします。

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北本市議会事務局
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