平成22年度第2・四半期市政概要報告

更新日:2021年03月31日

 平成22年度第2・四半期における市政の概要を御報告いたします。

 初めに、総合政策部関係について御報告いたします。
 北本市自治基本条例施行後の取組みについて申し上げます。
 平成22年4月1日に施行された「北本市自治基本条例」第18条第3項の規定に基づき、「市民参画推進条例」及び「協働推進条例」を整備するため、6月に北本市市民参画推進条例等市民検討委員会を組織いたしました。当委員会は、6月23日に委員10人の委嘱式と第1回の委員会を開催し、これまで(8月末現在)に6回の会議を開催しております。
 当委員会の設置目的は、市政への市民の参画を推進するために必要な事項を定める「市民参画推進条例」、市民と行政が協働してまちづくりを推進するために必要な事項を定める「協働推進条例」及び市民が主体となってまちづくりを担う社会を目指すための「市民公益活動促進施策」を検討することとしており、委員の任期は平成22年6月1日から平成24年3月31日までとなっております。
 また、これら2つの新規条例と推進施策の策定にあたっては、庁内にも職員で組織する検討委員会、その下部組織として作業部会を設置し、市民と行政とが意見交換や情報交換を行いながら、条例及び施策を検討する体制をとっております。
 なお、今後は、市民検討委員会、庁内検討委員会における検討のみに留まらず、関係団体へのアンケート調査やパブリック・コメント手続き等を行い、市民の意見をより多く取り入れた形で策定するよう取り組んでまいります。

 次に、総務部関係について御報告いたします。
 第22回参議院議員通常選挙結果について申し上げます。
 7月11日(日曜日)に第22回参議院議員通常選挙が執行され、市内19箇所で埼玉県選出議員選挙と比例代表選出議員選挙の投票が行われました。
 投票率は、埼玉県平均55.83パーセント(前回比マイナス0.52ポイント)に対し、本市は58.94パーセント(前回比プラス0.35ポイント)で、40市中第2位の結果でした。特に、期日前投票におきましては、6月25日から7月10日までの16日間、市内2箇所に投票所を開設し、その投票率は 15.04パーセント(前回比プラス1.73ポイント)で、県内第1位の結果でした。今後も各種選挙の執行に合わせて、有権者一人ひとりが政治に対する関心と選挙の意識を深めていただくため、啓発活動を実施し、投票率の向上に努めてまいります。
 続きまして、平和啓発事業について申し上げます。
 7月と8月の平和を考える月間の取組みとして、7月28日から8月1日まで、文化センターにおいて平和を考える集いを開催しました。資料展示部門では、市内の4中学校から平和ポスター・平和標語をそれぞれ20点ずつ募集し、「中学生平和ポスター・平和標語展」を開催するとともに、市民の皆さんから「平和・いのち」をテーマにした俳句・短歌・私のメッセージを募集し展示しました。このほか、丸木美術館所蔵の原爆の図、広島・長崎ミニミニ原爆展として、写真等を展示しました。
 7月30日には、戦争体験講演会として、市内在住の柳(やな)瀬(せ)安正(やすまさ)氏自らの体験を踏まえた御講演をいただき、市民の皆さんからの共感を得ることができました。また、8月1日には、平和映画会において「はだしのげん」を上映し、親子や友達同士で過去の悲惨な戦争を振り返り、平和について認識を深めていただく機会となりました。
 なお、平和を考える集いの参加者数は、842人でした。

 次に、市民経済部関係について御報告いたします。
 住宅用太陽光発電システム設置費補助金について申し上げます。
 この補助金は、太陽光エネルギーを利用した住宅用発電システムを設置する場合に交付し、住宅の所有者が市税を完納している必要があります。補助金は申請により交付し、上限は5万円です。平成22年度予算では40件分の200万円を計上しております。6月1日から受付け、8月23日現在で34件の交付申請がありました。設置費用が低額でないにもかかわらず、多数の申請がありましたことは、市民の皆さんが太陽光エネルギーの利用を通じて環境に寄与したいという気持ちの現れと考えております。今後につきましては、申請状況等を考慮しながら対応してまいります。
 続きまして、電気自動車カーシェアリングについて申し上げます。
 この事業は、公用車として導入した電気自動車を、市民の皆さんが土、日曜日に使用していただくため、カーシェアリングとしたものです。7月23日には第一号の市民会員による出発式を開催し、富士重工業株式会社の協力により、電気自動車の試乗会を実施しました。
 試乗会では、多くの方が、環境への負荷が小さいことのみならず、電気自動車の力強さと、静かな走りに感心されておりました。
 今後は、利用実績を増加させるため、エコドライブ体験等、多くの市民に周知が図れるように、努めてまいります。

 次に、保健福祉部関係について御報告いたします。
 障害福祉サービス事業所あすなろ学園の指定管理者への移行について申し上げます。
 あすなろ学園につきましては、平成22年4月から指定管理者制度を導入し、埼玉県社会福祉事業団を指定管理者として運営・管理を行い、すでに5ケ月が経過いたしました。この間、移行時を含め、混乱や大きな問題が生じることもなく円滑に施設の運営・管理が進められておりますが、これも保護者や関係者の皆さんの御理解と御協力、さらには指定管理者である埼玉県社会福祉事業団の御尽力によるものと感謝しております。
 また、保護者の要望も踏まえ、移行時の利用者の不安を解消するために市職員3人を引継ぎとして配置してまいりましたが、うち2人については4月末に、1人についても6月末で終わることができました。
 現在、利用者の評判も好評で、通所することが今まで以上に楽しいといった声も上がっております。
 施設の運営が、指定管理者である埼玉県社会福祉事業団に移行されたことにより、専門性、知識や経験を持った指導員が配属され、今までなかなか難しかった困難事例への対応や、障がい者をめぐる様々な情報の提供など、利用者等にとって、より細やかな対応が図られるものと考えております。今後、市内福祉施設の中心的な施設として本市の福祉サービスの向上に資するものと期待されます。
 続きまして、地域支え合い事業について申し上げます。
 この事業は、高齢者等の日常生活の安心確保、元気な高齢者等の介護予防及び地域経済の活性化を図ることを目的として、北本市社会福祉協議会で実施している家事援助サービス(登録された協力員が、清掃や買い物等の援助が必要な高齢者に、有料によりそれらのサービスを提供する仕組み)をベースとして、協力員が受け取る謝礼を市内の協賛店で買い物ができる「やさしい手ありがとう券」で受け取り、市内の協賛店で買い物をしていただき、地域の商業振興を図るものです。
 7月5日に北本市社会福祉協議会、北本市商工会、北本市の三者により調印式を行い、地域支え合い事業の推進につとめております。
 8月1日現在、協力員登録者数は67人、サービス利用登録者数は47人、協賛店舗数は70店舗となっております。

 次に、都市整備部関係について御報告いたします。
 北本駅西口駅前広場改修計画の検討状況について申し上げます。
 市では、北本駅西口駅前広場改修計画検討協議会を設け、7月14日、8月12日・18日に延べ3回の会議を開催し、8月12日と18日の会議には道路工学の専門家も出席し、委員の皆さんから御意見や御提案をいただきました。
 また、市民意識調査を7月22日から8月2日にかけて市民2,000人を対象に実施し、742人の方から回答をいただきました。さらに、市民意識調査に使用した計画案をもとに実物大の広場を再現し、大型バスなどを走行させる実証実験を7月28日に天神下公園で行いました。今後は、これらの場でお寄せいただいた御意見や御提案、得られたデーター等を参考に、より良い北本駅西口駅前広場の改修に取り組んでまいります。

 次に、教育部関係について御報告いたします。
 プラネタリウムデジタル投影の開始について申し上げます。
 文化センター中央公民館のプラネタリウムでは、今年度からデジタル投影のシステムを導入し、ドーム全天に広がる映像を投影できるようになりました。5月から「デジタルムービー」として「銀河鉄道の夜」を先行投影し、7月からは未就学の子ども向けの「きっずプラネタリウム」、さらに一般向けの「宇宙見人(そらみすと)」という番組を加え、これら3つのメニューを選んで御覧いただけるようにいたしました。
 なお、デジタル番組への移行に伴い、7月から観覧料の値上げを実施いたしましたが、この1か月間に1,500人もの来場者があり、大変好評のうちにスタートすることができました。

 以上で、市政概要報告を終わりますが、この間、お寄せいただきました議員各位並びに市民の皆さんの御意見、御協力に対しまして厚くお礼申し上げます。
 なお、平成22年度第2・四半期における主要な事業等につきましては、市政概要報告書主要な事業等の一覧のとおりですので、御覧いただきますようお願いいたします。

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