平成27年第2回北本市議会定例会 市長提案説明

本日、ここに平成27年第2回北本市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には御参会を賜り、御審議いただきますこと誠にありがとうございます。

本定例会に提出いたしました案件は、「北本市介護保険条例の一部改正について」等の9議案及び「平成26年度北本市一般会計予算繰越明許費の繰越計算書報告について」等の報告4件です。

提出いたしました議案等の主な内容につきまして、順次御説明申し上げます。

はじめに、議案第36号、「北本市介護保険条例の一部改正について」について申し上げます。

本案は、介護保険法の一部が改正されたことに伴い、所得段階の第1段階の介護保険料を24,200円から21,800円に軽減するため、本条例の一部を改正するものです。

次に、議案第37号、「市道の路線の認定について」及び議案第38号、「市道の路線の認定について」については関連がございますので、一括して申し上げます。

この2議案は、道路法第8条第2項の規定により、市道の路線の認定について議会の議決を求めるものです。

この内容について申し上げます。

まず、議案第37号、市道の路線の認定については、開発行為により都市計画法第40条第2項の規定に基づき、公共施設の用に供する土地として市に帰属したことに伴い、市道1477号線及び市道1478号線の2路線を認定するものです。

続きまして、議案第38号、市道の路線の認定については、庁舎周辺整備事業により歩行者専用路が整備されたことに伴い、市道6440号線を認定するものです。

次に、議案第39号、「教育委員会教育長の任命について」について申し上げます。

本案は、平成27年4月30日付けで小尾(おび)富士雄(ふじお)氏が退任されたことに伴い、新たに真(さな)尾(お)正博(まさひろ)氏を教育長に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。

次に、議案第40号、「固定資産評価審査委員会委員の選任について」について申し上げます。

本案は、現委員の尾崎(おざき)憲一(けんいち)氏の任期満了に伴い、引き続き同氏を委員として選任したいので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものです。

次に、議案第41号、「固定資産評価員の選任について」について申し上げます。

本案は、現評価員に代わり、平成27年6月1日付け人事異動により就任した税務課長を新たな固定資産評価員として選任したいので、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。

次に、議案第42号、「人権擁護委員候補者の推薦について」について申し上げます。

本案は、現委員の矢澤(やざわ)正好(まさよし)氏の任期満了に伴い、新たに米田(よねだ)久仁夫(くにお)氏を委員の候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。

次に、議案第43号、「平成27年度北本市一般会計補正予算（第1号）」について申し上げます。

補正の第1条については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,758万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額を193億258万6千円とするものです。

この内容について歳出から申し上げます。

総務費の総務管理費については、社会保障・税番号制度導入にあたり、サーバ改修にかかる経費を計上するものです。

総務費の戸籍住民基本台帳費については、社会保障・税番号制度導入にあたり、個人番号カード等関連事務にかかる経費を計上するものです。

総務費の市民生活費については、地名地番整備にかかる経費を増額するものです。

民生費の社会福祉費については、介護保険特別会計への繰出金を増額するものです。

衛生費の保健衛生費については、健康長寿モデル事業にかかる経費を計上するものです。

教育費の小学校費については、小学校の設備改修にかかる経費を計上するものです。

続きまして、歳入について申し上げます。

国庫支出金の国庫負担金については、介護保険事業にかかる低所得者保険料軽減負担金を計上するものです。

国庫支出金の国庫補助金については、社会保障・税番号制度システム整備費のうち、サーバ改修にかかる経費及び個人番号カード関連事務にかかる経費の補助金を計上するものです。

県支出金の県負担金については、介護保険事業にかかる低所得者保険料軽減負担金を計上するものです。

県支出金の県補助金については、健康長寿埼玉モデル普及促進事業補助金を計上するものです。

繰入金の基金繰入金については、補正予算の財源調整のため、財政調整基金繰入金を増額するものです。

諸収入の雑入については、健康長寿モデル事業にかかる活動量計の個人負担金を計上するものです。

市債については、歳出で計上いたしました小学校の設備改修にかかる経費の補正に伴い地方債を追加するものです。

補正の第2条については、中丸学童保育室及び南学童保育室の改修について、年度内の完了が困難になったことから、その経費を繰り越すものです。

補正の第3条については、地名地番整備業務について債務負担行為を追加するものです。

補正の第4条については、小学校の設備改修事業について地方債を追加するものです。

次に、議案第44号、「平成27年度北本市介護保険特別会計補正予算（第1号）」について申し上げます。

本案は、既定の歳入歳出予算の総額37億1,280万円に変更はございません。

この補正の内容について申し上げます。

歳入について申し上げます。

保険料の介護保険料については、介護保険条例の一部改正による1号被保険者の保険料の軽減に伴い減額するものです。

繰入金の一般会計繰入金については、歳入歳出収支の均衡を図るため増額するものです。

次に、報告第3号、「平成26年度北本市一般会計予算繰越明許費の繰越計算書の報告について」について申し上げます。

本件は、平成26年第3回及び第4回並びに平成27年第1回市議会定例会におきまして、繰越明許費として議決をいただきました、農業ふれあいセンター空調設備改修事業、まち・ひと・しごと創生総合戦略策定事業など22事業について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものです。

次に、報告第4号、「平成26年度北本市土地開発公社の経営状況の報告について」及び報告第5号、「平成27年度北本市土地開発公社の経営状況の報告について」については関連がございますので、一括して申し上げます。

この2件は、地方自治法第243条の3第2項の規定によりそれぞれ報告するものです。

この内容について申し上げます。

まず、報告第4号の平成26年度事業報告については、高尾さくら公園駐車場用地1,130．59平方メートルを1,748万6,553円で処分しました。

なお、細部につきましては、お手元の事業報告及び収支決算財務諸表をご覧くださいますようお願い申し上げます。

続きまして、報告第5号の平成27年度事業計画及び予算については、土地取得、土地処分ともに事業予定はございません。

また、資金計画の変更については、報告第4号の平成26年度収支決算に伴う前年度繰越金の確定による変更です。

なお、細部につきましては、お手元の事業計画及び予算書並びに資金計画の変更をご覧くださいますようお願い申し上げます。

次に、報告第6号、「専決処分の報告について（北本市市営住宅設置及び管理条例の一部改正について）」について申し上げます。

本案は、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律が平成27年5月7日に公布されたことに伴い、地方自治法第180条第1項の規定に基づき平成27年5月19日付で専決処分を行い、平成27年5月19日から施行いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものです。

この改正の主な内容について申し上げます。

北本市市営住宅設置及び管理条例の一部改正につきましては、福島復興再生特別措置法の一部改正にあわせて条文の整備を行ったものです。

以上をもちまして、本定例会に提出いたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重、御審議を賜りますようお願い申し上げます。