平成22年第1回北本市議会定例会請願文章表 議請第2号
受理番号 | 議請第2号 |
受理年月日 | 平成22年2月15日 |
件名 | 駅西口広場整備事業の促進を求める請願 |
請願者の住所 及び氏名 |
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請願の趣旨 | 別記のとおり |
紹介議員氏名 | 福島忠夫、桂祐司 |
【請願趣旨】
私たち「北本あきんど塾」は、完全に賑わいを失ってしまった北本駅東口ロータリーを使用して5年程前から基本的に毎月第2の金土曜日開催のペースで「北本あきんど市」を実施し続けています。そんな中で出店しながら駅前を眺めていて思うこと、それは東口側は壊滅的状況にあるという点です。商業施設の数は極めて少なく、駅周辺の地権者たちはビルを建てても1階部分には駐輪場を設け、2階や3階をテナント貸しにするなど、活性化とは程遠い現象が目につきます。ロータリー内でゆっくりとたたずむ市民の数は当然少なく、駅を利用する通勤客のほとんどが駅(点)と自宅(点)の延長線上にあるだけの駅前広場でしかないという感じで歩を進めている感じがします。ハードとソフト、両面を絡めながらではなかった改修整備の結果として実に象徴的な姿と言えるでしょう。現在の東口駅前ロータリーは、「きれいになっただけの交通広場」です。そこに賑わいの可能性は薄く、文化的な香りは残念ながら皆無です。
そこでお願いがあります。現在進めている「西口駅前広場改修計画」を、是非そのまま実行してください。今の子どもたち、孫たちの未来のためにも、現状のプランをブラさないでください。
幸いにも西口側には、「いなげや」「ダイエー」「肉のコバ」などの集客力の高い店舗を擁する線路に平行した南北通りが駅前ロータリーを貫通しています。そして、駅前から西へは、武蔵野の自然や荒川へと続く大通りがあります。この2つの通りがT字の形で交錯している街の顔とも言えるポイント、それが西口駅前ロータリーです。この駅前ロータリーをどれだけ居心地の良い、たたずんでいたくなるような滞留性の高い場所に改修できるか、それが大変重要であると考えます。空き店舗問題、失速し始めている商業者などを含む商業問題への解決策に繋がる糸口がここには内在しています。ですから決して、中途半端な交通広場にだけはしないでください。そんなスペースがあるのなら、できるだけ多くのベンチを置いてください。滞留による賑わいの演出は将来に向けて、文化を育て、商業環境をも向上させるものと信じています。その理由がよく分からない方は、お願いですから「反対」の立場をとらずに「静観」していてください。
【請願事項】
北本駅西口駅前広場整備に関する決議に基づいた事業を促進すること
更新日:2021年03月31日