平成26年第2回北本市議会定例会請願文書表 議請第5号

更新日:2021年03月31日

平成26年第2回北本市議会定例会請願文書表議請第5号
受理番号 議請第5号
受理年月日 平成26年5月28日
件名 管内及び管外(委託)で入園を希望している兄弟を同一保育園に受け入れることに関する請願
請願者の住所
及び氏名
 
請願の趣旨 別記のとおり
紹介議員氏名 高橋節子、加藤勝明

【請願趣旨】

 管外受託の保護者は市内に働き、市の経済活動に北本市民と同様に貢献しています。この貢献に対して感謝の意を表明して市外在住であってもその子弟は北本市の保育園に入園を許可されていると理解します。現在、中丸保育園で管外受託を受けている保護者は北本市の配慮に感謝しており、今後も下の子どもが入園できる年齢に達した時は入園をさせたいと考えていました。
 ところが、平成26年度については突然、北本市民の入園を優先させるという理由で中丸保育園の0歳児クラスに空きが有るにも拘らず、3歳児以下のクラスの入園はできないと知らされました。クラスに空きが有るにも拘らず、入園できないことは理解できません。
 兄弟が同じ保育園に入園させたい大きな理由は2つあります。乳児が母親から離れて保育園で生活するために、慣らし保育が行われますが、兄弟が同じ保育園にいることにより、下の子どもが安心して保育園生活に溶け込むことができ、より精神衛生上良好な環境となります。また、保護者にとっても上の子どもの担任が下の子どもの担任と連携を取ることが出来るため、安心して保育園に預けることが出来ます。
 管外、管内に関係なく兄弟一緒の入園が拒否されたことにより引き起こされる問題は、上記の真逆の結果をもたらすだけではありません。保護者は2つの園に子どもを送迎することを強いられ、肉体的により苛酷な状況に追い込まれます。
管外委託の場合は、事態はより深刻な問題となります。2つの市にまたがって保育を申し込むことになり、事務手続きがより複雑になると同時に2つの市の方針の相違があるために不安定な状況が作り出されます。その結果、保護者は子どもたち全員を在住する市の園に預けることを余儀なくされ、上の子は長年通った園を退園して下の兄弟とともに別の保育園に入りなおさなければならなくなります。子どもたちにとっても親の気持ちが反映されて、納得がいかないままに慣れ親しんだ保育園を去ることになり、子どもの精神衛生上好ましくありません。このことに加え、新しく通う保育園で再度慣らし保育を受けなければなりません。スムーズに慣らし保育が進めば良いのですが年の上の子の場合、上記のように精神的な不安を抱えているために却って時間が掛かり保護者の負担、不安は倍増されてしまいます。
 このような、子育て支援に逆行する決定を取消すことを切望します。

【請願事項】

  1. 北本市が平成25年度まで継続していた管外受託を平成26年度入園から北本市民の子どもを優先させるという理由のもとに、定員を充足していないにも関わらず、3歳児以下の子どもの入園を許可しないとの決定がなされました。しかし、保護者にとっては不都合な措置で困惑しています。また、上の兄弟が通う保育園に入園を許可し、兄弟一緒の保育園に通園できることを要望します。
  2. 北本市在住の児童に関しても兄弟一緒の保育園に入園出来るように特段の配慮をお願いします。

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