第4次北本市地球温暖化対策実行計画

更新日:2021年03月31日

 市では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減を図るため、平成15年3月に策定した「北本市地球温暖化対策実行計画」に引き続き、平成31年3月に策定した「第4次北本市地球温暖化対策実行計画」により、温室効果ガス削減の取り組みを行っています。
 

地球温暖化の仕組み

 地球温暖化は、人間活動の拡大によって大気中の二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスの大気中濃度が増加し、地表面の温度が上昇する現象です。
 太陽から降りそそぐ光は、地表面に達して海や陸を暖めたり、植物に取り込まれたりします。暖められた地表面からは赤外線が大気中に放射されますが、この赤外線が温室効果ガスに吸収され、吸収された熱の一部が再び地表をあたためることになります。

地球温暖化の影響

 地球温暖化が進むと、気温が上昇するだけでなく、様々な気候の変化によって生態系に重大な脅威を与えることが予測され、食料生産への悪影響や気候の変化に適応できない動植物の絶滅が危惧されています。
 さらには、豪雨や干ばつ等の異常気象の発生、海面水位の上昇による沿岸地域の水没、高潮等被害、伝染病の流行等、人間の健康面での被害も心配されています。

温室効果ガスとは?

 地球温暖化の原因となる温室効果ガスについて、京都議定書では、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFC)、パーフルオロカーボン類(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類のガスを対象としています。この中で特に地球温暖化への影響が大きいガスは二酸化炭素で、私たちの家庭生活や企業の事業活動での電気、ガス、ガソリン等の使用によって発生しています。

温室効果ガス一覧
種類 人為的な発生源
二酸化炭素 化石燃料の燃焼より発生し、温暖化への影響が最も大きい。
メタン 家畜の腸内発酵等農業部門からの排出が半数を占める。廃棄物の埋め立てからも排出される。
一酸化二窒素 燃料の燃焼に伴うものが半数以上を占めるが、工業プロセスや農業からの排出もある。
ハイドロフルオロカーボン類 エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや冷蔵庫の冷媒、断熱発泡剤等に使用。
パーフルオロカーボン類 半導体等の製造や電子部品等の不活性液体等として使用。
六フッ化硫黄 変電設備に封入される電気絶縁ガスや半導体製造用等として使用。

実行計画の概要

1.計画の期間

 2019年度から2023年度までの5年間とします。ただし、技術革新や社会、経済状況の変化等を踏まえ、必要に応じ見直しを行います。

2.計画の対象範囲

 本計画は、市庁舎をはじめとする公共施設におけるすべての事務・事業を対象とします。

3.対象とする温室効果ガス

 本計画の対象とする温室効果ガスは、地球温暖化対策推進法第2条第3項に掲げる7種類の物質のうち、排出量の多くを占めている二酸化炭素とします。

 

排出削減目標

  本市では、第3次実行計画における目標値が未達成になっていること及び第3次実行計画中に新たな施設の整備や対象施設の開館時間の拡大等を行っていることから、第3次実行計画の目標値を踏襲する温室効果ガス削減目標を設定します。

目標

 目標年度(2023年度)に、基準年度(2017年度)比で3%削減することを目標とします。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境政策・保全担当
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