【10月21日】「ピンクリボンフェスinきたもと2017」が開催されました!!

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)佐藤正子さん

市民リポーターの佐藤正子です。

10月21日、「ピンクリボンフェスinきたもと2017」に行ってきました。
主催はピンクリボンの会きたもと。共催は北本市、後援は埼玉県、(公益財団法人)埼玉県健康づくり事業団。
北本市役所で開催されました。

式典の開始1時間前の12時15分。
会場へ行くと、ピンクリボンの啓発グッズやブースが並んでいました。

ピンクのテーブルクロスの上に並べられたピンクリボングッズやブースの2枚の写真

ピンクリボンの会きたもとのグッズは、とまちゃんのイラスト入りの可愛いTシャツやハンドタオルなど。
女性の来場者が多いということもあり、可愛いグッズがたくさんあり会場は華やかな雰囲気でした。

乳がん検査について記載されている展示物の前に置かれた机に、ピンクリボンの飾られたツリーが置かれている写真

会場内には、ピンクリボンツリー、展示が置かれているほか、乳房の触診サンプルもあり、セルフチェックの参考になりました。

ピンクの衣装に身を包んだフラダンスを踊る女性たちと、椅子に座って見ている参加者の方々の写真

1時15分から、オープニング・セレモニー。フラ・キエレ 乳がんサバイバーチームの皆さんによるフラダンスで始まりました。
「世界にひとつだけの花」、クアナの「ハナ・ミズキ」等。親しみのある曲もあり、踊っている皆さんの笑顔や優しい表情。優雅な踊りに、心がとても癒されました。

モニターの前に立ちマイクで話す男性と座っている参加者の方々の写真

オープニング・セレモニーの後の式典では、荒井副市長をはじめ来賓の皆さんのご挨拶、講演、パネルディスカッションが行われました。
副市長のお話では、早期発見のためにも検診を勧めており、そのためにも検診の体制を整えることが大切であるとのこと。
北本市では、乳がんの検診制度作り・環境を整える等を進めていることについてもお話をされました。

モニターを見ながら話すマイクを持った男性と説明を聞いている参加者の方々の写真

続いて「乳がん対策の現状と展望」をテーマに埼玉県立がんセンター乳腺外科部長の松本先生の講演がありました。
まずは、オバマ元大統領が2015年に演説を行った「Precision Medicine Initiative」(プレシジョン・メディシン)から、「人々の遺伝子・環境要因、ライフスタイルの個々の違いを考慮した病気の予防・治療のinnovative approach(革新的手法)」について、お話をしてくださいました。
予防・治療法については、近年、遺伝子解析によるゲノム医療、個人のオーダーメイド医療が進んでいるということ。
また、「乳がんの原因」については、エストロゲン(女性ホルモン)の増加のほか、遺伝子変異による乳がんもあるということなどの説明をされました。

その話を踏まえ、「検診」「治療」についてもお話をしてくださいました。
特に「検診」では、現在は「マンモグラフィー」による検診を、2年に1度は受診をすることがすすめられていますが、乳腺密度の濃い「高濃度乳房」の場合には、マンモグラフィーでは乳がんが分かりにくいとのこと。
高濃度乳房であるかどうかを、本人に伝えるかどうかについては、日本では国内全地域での実施はされていないようですが、北本市では「高濃度乳房」についての本人通知を行っていると、ディスカッションで市職員の人が言っておられましたので、検診を受ければ、自分が「高濃度乳房」であるかどうかが分かると思います。

前方のモニター前に座っている5名の方と向かい合って座っている参加者の方々の写真

講演後のパネルディスカッションでは、副市長、松本先生、たけうちクリニックの竹内先生、市職員の人、代表の草野さんで、ディスカッションが行われました。
先ほどの「高濃度乳房の通知」のほかにも、皆さんからの質問に答えてくださいました。
様々な質問の中で、特に印象に残ったのは、40歳以下の乳がんの患者さんもいらっしゃるということでした。
乳がんの発症率が増えるのは40代からですが、セルフチェックについては、若い人も普段から行うことも大切であると思いました。

前方のモニターに当選番号が映し出されており、男性とピンク色の衣装を着た女性2人と着ぐるみを着たキャラクター「とまちゃん」が2名の女性に商品を手渡している写真

今回のイベントで、早期発見のためにも検診の大切さをあらためて感じました。
最後のお楽しみ抽選会では、私は、たけうちクリニックのマンモグラフィーのチケットが当たりましたので、ぜひ、検診を受けに行きたいと思います。