【8月4日】埼玉消防操法大会へ行ってきました
(市民リポーター)佐藤正子さん
こんにちは。市民リポーター佐藤正子です。
8月4日に、埼玉県消防協会主催「埼玉県消防操法大会」が開催されました。
北本市からも、消防団第3分団のチーム、消防団第4分団・第6分団の選抜チームの2チームが出場。北本市からの同大会出場は22年ぶりとのこと。
そして、消防団第3分団が、ポンプ車操法の部で入賞。優秀賞を受賞しました!!
会場は、鴻巣市の埼玉県消防学校屋外訓練場。暑い一日でしたが、天候にも恵まれ、青空の下、熱い大会が繰り広げられました。
「消防操法」は、実際の消火活動に備えた訓練の一つで、基本的な操作、手順になります。
消防操法大会では、設置された防火水槽からポンプ車で水を組みあげ、火点と呼ばれる目標物へ放水するまでのタイムを競うほか、その一連の動作の正確性も競い合います。
放水のための延長ホースは、第1線、第2線と2つの放水を行います。それぞれ、放水までの基準のタイムが決められており、隊員の掛け声から、第1線は55秒、第2線は65秒以内で、基準タイムより速ければ加点されます。
ホースは、それぞれ1本約20メートルを3本繋ぎ合わせて行います。
3本繋ぐと延長ホースの長さは約60メール。おそらく、ポンプ車から火点までの距離は、50メートルはあると思いますが、ホースを運ぶ時もダッシュ!で、走ります。
全力で走るだけでなく、その他の基本動作も素早く行わなければなりません。
目標の方向へホースを転がして放水の準備をする動作や、放水の動作など、一つ一つを正確に行うことで、タイムも変わってくるのだと思いました。
また、正確性や速さの他に、隊員の動きが揃っていることも大切。隊員同士の動作の一つ一つが、綺麗にシンクロしているようで、美しい所作のようにも感じました。
それから、消火後の動作には、隊員が自分の体を一つ一つ手で触れながらの確認作業があります。この動作は、消火後の道具の点検や身体の確認を行っており、点検を行うのも「消防操法」の作業の一つとして含まれているのだそうです。
消火活動を安全に終了させることが大切だと感じました。
消防団は、地域防災で中心的な役割を担っており、万一の火災や災害発生時に備え、日々訓練を行っています。
団員の皆さんは、仕事をしながら、消防団の活動は主に夜間や休日に行っており、4月からは週4回、7月に入ってからは週5回のペースで訓練を行ってきたそうです。
私は、今回の大会で「消防操法」を初めて知りましたが、団員の皆さんの優しさに触れ、消防団活動や訓練の大切さを学ぶことができました。
そして、自分たちの地域を守るための消防団の活動を通して、地域の人々が繋がっているのも素晴らしいですし、団結力を感じました。
更新日:2021年03月31日