【8月4日】埼玉消防操法大会へ行ってきました

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)佐藤正子さん

こんにちは。市民リポーター佐藤正子です。

8月4日に、埼玉県消防協会主催「埼玉県消防操法大会」が開催されました。

北本市からも、消防団第3分団のチーム、消防団第4分団・第6分団の選抜チームの2チームが出場。北本市からの同大会出場は22年ぶりとのこと。

そして、消防団第3分団が、ポンプ車操法の部で入賞。優秀賞を受賞しました!!

北本市消防団の6名の男性が並んでガッツポーズをしている写真

会場は、鴻巣市の埼玉県消防学校屋外訓練場。暑い一日でしたが、天候にも恵まれ、青空の下、熱い大会が繰り広げられました。

「消防操法」は、実際の消火活動に備えた訓練の一つで、基本的な操作、手順になります。

消防操法大会では、設置された防火水槽からポンプ車で水を組みあげ、火点と呼ばれる目標物へ放水するまでのタイムを競うほか、その一連の動作の正確性も競い合います。

消防団3名の方がホースを持ち放水訓練をしている写真

放水のための延長ホースは、第1線、第2線と2つの放水を行います。それぞれ、放水までの基準のタイムが決められており、隊員の掛け声から、第1線は55秒、第2線は65秒以内で、基準タイムより速ければ加点されます。

ホースは、それぞれ1本約20メートルを3本繋ぎ合わせて行います。

3本繋ぐと延長ホースの長さは約60メール。おそらく、ポンプ車から火点までの距離は、50メートルはあると思いますが、ホースを運ぶ時もダッシュ!で、走ります。

ホースをダッシュで運んでいる隊員の写真

全力で走るだけでなく、その他の基本動作も素早く行わなければなりません。

目標の方向へホースを転がして放水の準備をする動作や、放水の動作など、一つ一つを正確に行うことで、タイムも変わってくるのだと思いました。

消防団が白線に並んで放水をし指揮をとる方が赤旗を上げている写真

また、正確性や速さの他に、隊員の動きが揃っていることも大切。隊員同士の動作の一つ一つが、綺麗にシンクロしているようで、美しい所作のようにも感じました。

消防団の方々がびしっと一列に並んでいる写真

消防団の方々が横に並んで敬礼をしている写真

それから、消火後の動作には、隊員が自分の体を一つ一つ手で触れながらの確認作業があります。この動作は、消火後の道具の点検や身体の確認を行っており、点検を行うのも「消防操法」の作業の一つとして含まれているのだそうです。

消火活動を安全に終了させることが大切だと感じました。

消防団は、地域防災で中心的な役割を担っており、万一の火災や災害発生時に備え、日々訓練を行っています。

団員の皆さんは、仕事をしながら、消防団の活動は主に夜間や休日に行っており、4月からは週4回、7月に入ってからは週5回のペースで訓練を行ってきたそうです。

私は、今回の大会で「消防操法」を初めて知りましたが、団員の皆さんの優しさに触れ、消防団活動や訓練の大切さを学ぶことができました。

そして、自分たちの地域を守るための消防団の活動を通して、地域の人々が繋がっているのも素晴らしいですし、団結力を感じました。