【8月17・18日】ねぷた絵にチャレンジ!

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)飯嶋沙織さん

こんにちは!市民リポーターの飯嶋です。

北本市の一大イベント「北本まつり」の季節が近づいてきましたねー!
たくさんの見所がある中、初日の宵まつり最大の山場といえば…大小様々な迫力満点の"ねぷた"ですよね!

ピンク色の灯篭が光るねぶたの写真

躍動感たっぷりに夜の街を練り歩き、見る人を楽しませてくれます。

着物を着た男性や、バカボンなどが描かれたねぶたが、夜道を鮮やかにしている写真

伝統的な絵柄から、北本ならではのとまちゃんねぷた、ユニークなものなど、見ていて飽きません。

あのねぷた絵を、実際に描ける講習会が2日間にわたり開催されると知り、参加してきました

講習会を率いるのは、2018年に結成された「北本ねぷた絵師会」の皆さん!
約20年にわたり本場である青森県弘前市から絵師を招き、少しずつねぷたについての知識や技を学んだそうです。
宵まつりで当たり前のように見ていたねぷたですが、地域の人が長い年月をかけて築き上げた努力の結晶だということを、改めて感じました!

北本中学校美術部の生徒さんを含めた、約20人の参加者でスタート!

まずは、鉛筆で「下書き」。
市の花である菊の絵を描いていきます(分かりづらいですが…)

白い紙に鉛筆で薄く菊の下絵が描かれている写真

次に、ロウを溶かしたものを染み込ませる「蝋引き」。
これは、染料のにじみを防ぎ、照明に当たるとより明るく見える効果があるようです。
引いた部分が、透けて美しくなりました。

左側に、蝋引きをする女性と児童、右側に蝋引きされ透けている菊の写真の2枚が並んでいる写真

最後に、絵師の技術が光る「色付け」。
一本の筆で濃淡を同時に描いていくのですが、和紙への滲みもあり、これが難しいっ!

色付け作業がされた菊の花の絵が並べられている写真

蝋引きされた絵に、赤と青で色づけをしている生徒の写真

この一連の作業を練習したのち、いざ本番!

今回は、建設業協会のねぷたに貼り付ける予定の、土台となる「額」と鏡絵の受け皿にあたる「開き」部分の絵を制作しました。

線の太さ・点の大きさなど、できるだけ統一して描いていきます。

絵師が、大きな筆を使い色付けをしている写真

絵師による色付けを見学させていただきましたが、繊細かつ迷いのない筆さばきが、非常にかっこよかったです!!

体験してみて、「筆の使い方が勉強になった」「濃淡を描くのが難しかった」「普段描いている絵とは全然違う」など、参加者からは様々な感想が聞かれました。

女性が、赤い色付け作業をしている写真

参加者の皆さん、ねぷた絵経験者の人や絵が得意な人ばかり…
未経験&美術センスも全くない私は、最初は不安がありましたが、絵師の先生方や参加者の皆さんのおかげで、最後まで楽しく参加することができました!

ねぷた絵について学べただけでなく、参加者全員で一つの作品を作り上げるという、楽しさや喜びも味わえましたよ~

今までは見るだけだったねぷたですが、今年のまつりは今回描いたねぷた絵を探したり、ねぷた絵の手法や技などをじっくり鑑賞したいなぁと思っています!参加したことで、いつもとは違った楽しみ方ができそう♪

関東最大級のねぷたまつりと呼ばれる北本まつり「宵まつり」!今年も楽しみですね~

色付けをする女の子の写真