【9月12日】知ってる?図書館の連続講座のこと
(市民リポーター)山北陽子さん
こんにちは!市民リポーターの山北陽子です。
みなさん、図書館ではいろいろな企画やイベントが開催されているのをご存じですか?
本を借りることはあっても、そこまでチェックしきれていない人も多いのではないでしょうか?
(私がそうだったので…笑)
今回、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」や、2024年から刷新される新紙幣の一万円札に描かれることで話題沸騰の渋沢栄一についての連続講座を図書館が開催するということで、参加させていただきました。
全5回の連続講座「渋沢栄一を知る」、私が参加したのは第3回目でテーマは「フランスでなにを見たのか」。
実はこの講座、昨年から開催されていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催が延期になっていたのです。
でも、おかげで私も参加することができ、大河ドラマの内容ともいい感じにタイミングが合っていたのでラッキーでした。
開催されたのは、北本市文化センターの第一・第二会議室です。
会場入り口、受付前には、とっても分かりやすい案内が出ていました。
しかも何だかほっこり感あふれる渋沢栄一の可愛い案内!
私はわりと方向音痴で緊張しやすいのと、今回の講座内容が堅くて難しそうだと勝手なイメージを抱いていたので、この案内を見たときに、ちゃんとたどり着けたことと、イメージとのギャップに癒されて緊張がほぐれました。
会場内は新型コロナ感染予防対策のため席は一つ置き、講座中はマスク着用、飲食禁止(水分補給はOK)、 大きな声を出したり歩き回ることは禁止です。
講座受講募集をかけるとすぐに定員に達してしまうほどの大人気の講座だけあって、やる気に満ちた参加者のみなさんの熱意が会場にあふれていました。
受講にあたり、資料も準備されていました。
第一回、第二回に参加していない私は、講座内容についていけるか不安もあったのですが、この資料の最初のページに、前回までの講座内容がまとめてあり、講演冒頭でも説明をしていただけたので、スムーズに理解し、内容を追うことができました。
渋沢一族の家系図や主要人物の背景なども掲載してあり、それらの資料を合わせてみつつ講演を聞いていると、フランスで最新技術や経済システム、 人々の生活スタイルに触れながら、それらすべてを吸収し日本に持ち帰ろうとする渋沢栄一の志の高さや使命感などを肌で感じることが出来ました。
また、図書館にある渋沢栄一のジャンル別にまとめてある関連資料一覧表も配布されていたので、もっと深く知りたい場合は、この資料を参照し目的別に本を探せるようになっていました。
こういう配慮はとても嬉しいですね。
途中、休憩時間を挟みながら、最後は質疑応答の時間。参加者からの熱い質問にも丁寧にわかりやすくお答えいただき、1時間半の講座は終了。とても興味深く楽しい内容だったので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
こんな内容の濃い素敵な講座の講師を務めてくださったのは、北本市在住の作家、今井博昭さんです。 渋沢栄一についての著書も出されており、現在は講演の中にも登場した羽生の大商人、清水卯三郎についての本を執筆されているとのこと。
この人物のこと、私は存じ上げなかったのですが、パリ万博博覧会へ参加し、会場に建てた水茶屋で日本から連れて行った芸者3人でフランスの人々をもてなし大人気となり、ナポレオン3世から銀メダルを授与されたというすごい人物。
講座に参加したことで知ることのできた埼玉の偉人のことを、もっと知りたいという新たな興味が私の心の中に湧いています。
講演終了後、希望者には今井さんの著書の販売もありました。
もちろん私もGETです。購入本にはサインも入れていただきましたよ!
サインと一緒に「一意専心」というお言葉もいただきました。
いちいせんしん・・・他に心を向けず、ひとつのことに気持ちを集中させること。
惑うことなくただひとつのことに専念することを意味するこの言葉、物事に対する集中力や真剣さを伝えたいときにサラリと言えるくらい自分も頑張りたいなと思いました。
全ての参加者が退場後、図書館スタッフの皆さんが分担して後片付け。新型コロナウイルス感染予防対策もあるので消毒なども欠かせません。
使用された机や椅子をひとつひとつ丁寧に拭き上げられていました。
こうしたスタッフのみなさんのご尽力のおかげで 安心して講座に参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
こんな有意義な講座を開催していただきありがとうございました。休みがあえばまた参加しなくっちゃ!
北本中央図書館のHPはこちら↓
<北本市立図書館>
有意義な情報が満載の北本市中央図書館のHPをチェックして、
みなさんも是非、新しい知識の世界に触れてみてくださいね!
更新日:2021年10月08日