【7月9日】300匹を超えるカブトムシに大興奮!! ワクワクの譲渡会リポート♪

（市民リポーター）山北陽子さん

こんにちは！市民リポーターの山北陽子です。

今年4月の終わり頃、以前に取材でお世話になった下石戸にお住まいの渡辺国信さんから、「自宅で育てているカブトムシが約300匹いるので、その譲渡会を2日間開催しようと考えています」という大人の私でもワクワクするご連絡をいただきました。

開催日が7月ということで少し先でしたが、すぐに甥っ子に連絡。
一緒に行く約束をして、それから約2か月ちょっとの間、ずっと楽しみにしていました。

そしてついに7月になり…
暑かったけれども、とても良い天気に恵まれた譲渡会初日の7月9日（土曜日）に、甥っ子とともにお伺いしました。

入り口では、まず石鹸で手を洗います。
アルコール系の消毒剤だと、カブトムシに悪影響を与えてしまうのだそうです。

カーポート内には、コロナ対策の為と、暑さ対策のために大きな送風機が2台設置されていました。
個人のお宅で、しかも会場は屋外にも関わらず、細かなところまで配慮されていて、すばらしいなと思いました。

手を洗い終えた後は、昆虫カゴを選びます。
色んなタイプのカゴをご用意していただいているのですがなんと、こちら無料でいただけるのです。でも、これ渡辺さんのポケットマネーからですよね？
申し訳ない気持ちになりながらも、ありがたくいただきました。

ところが、渡辺さんのすごさは昆虫カゴだけではありませんでした。
なんと、カブトムシが新しい飼い主のもとで快適に過ごせるように、飼育マットや餌のゼリーまで準備されていて、こちらも無料でくださったのです。ありがたすぎます！！

いただいたマットをカゴの底に敷き詰めて、迎え入れる新居の準備が整いました。
さぁ、いよいよカブトムシ選びです。

それにしても、なんでこんなにたくさんのカブトムシがいるのでしょうか？
そんな素朴な疑問に渡辺さんは、「2～3年前に近隣の雑木林で捕獲したカブトムシが、どんどん増えて300匹を超えるほどになったんですよ。」と、笑いながらお答えくださいました。

渡辺さんご自身は、「カブトムシに関し、全くの素人です。ネットで寿命等を調べて知る程度のものです。」などとご謙遜されていましたが、飼育されている箱の底には、きちんと昆虫くぬきやかぶと虫育成マット等が敷かれてフカフカの状態ですし、餌場も整えてあって、とても住み心地が良さそう。
譲渡するにあたっての入念な準備のことを思えば、これはどんどん増えちゃいますよね、と納得しました。
 

たくさんの飼育箱の中から好きなカブトムシを選ぶのですが、みんな元気で可愛くて、甥っ子もなかなか決めきれません。
オスにするか、メスにするか、ちょっと色合いが違うのもいたりして。さらになんと、クワガタまでいるのですから！！
それでも、渡辺さんに教えていただきながら、なんとか新しい家族になる子を決めたのでした。

カブトムシで大興奮した私たちでしたが、カーポートをあとにして、大きな庭に案内されると、そこで目にしたものに更に大興奮。

たくさんのかぼちゃが宙に浮いてるじゃないですかっ！！！
かぼちゃの蔓がアーチに誘引されて、地面ではなく上部に張られたネットから実がヘチマのようにぶらさがっているのです。しかも、どれもとても大きくて立派っっ！

なんと、甥っ子は、この宙に浮かんだ大きなかぼちゃを収穫させてもらえることになりました。
太くてかたい茎を一生懸命ハサミで切りながら、格闘するのに少し時間はかかりましたが、なんとか採ることができました。とても嬉しそう。

さらに、甥っ子は、庭奥で育っていた茄子や枝豆なども収穫体験させてもらえました。
来れて本当に良かったね？
（カブトムシに野菜の収穫体験…私も子どもだったらよかったのに、と、このとき密かに思っていたことは秘密です…笑）

可愛いくて元気な新しい家族が増え、普段なかなかできない体験もさせてもらえて、甥っ子にはとても良い一日になりました。

私も、「取材」と言いながらも、手入れの行き届いた素敵なお庭を拝見したり、池の金魚や鯉、亀やウナギをみて癒されたりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。

譲渡会2日目は、わかっているだけでも50組は来る予定だとか。
たくさんの子どもたちに、この素晴らしい場で思いっきり楽しんで、いろんなものを感じて欲しいなぁと思います。

渡辺さん、お声がけいただきありがとうございました。

後日談になりますが、カブトムシ譲渡会は2日間で、親御さんとお子さん合わせて約180人の参加があったそうです！

渡辺さんは、来年はもっと多くの人にお配りできればいいなと思い、 譲渡会が終わった現在も繁殖用のカブトムシを育てておられるそうです。

来年も楽しみですね！