【12月24日】自然観察公園で「竹を切ろう『門松作り』」を体験しました!

更新日:2024年03月12日

投稿者(市民リポーター)齋藤昌代さん

こんにちは、お久しぶりです。
令和4年度から改めて再度市民リポーターに委嘱されました、齋藤昌代です。

今回は、北本市荒井にある埼玉県自然学習センター(北本自然観察公園)の年末イベント「竹を切ろう『門松作り』」に参加してきました。

このイベントは毎年大人気なのだそう。申し込んだところ、まさかの当選でワクワクしながら取材させていただきました。

 

イベントは午前、午後で内容が分かれています。

午前は、竹林で「モウソウチク」を切るところからスタート。午後は、あらかじめ用意された「マダケ」を加工し、小さい門松を作ります。

私は午前に参加しました。

 

まずは、自然学習センターの講義室で自然学習指導員さんの解説を聞きます。

講義室で解説を受けるイベント参加者

 

次に、野外に出て「マダケ」と「ササ」を観察し、「マダケ」と「モウソウチク」の違いや「タケ」と「ササ」の違いを学びました。

「マダケ」は、細めでふしが二重になっているのが特徴なのだそう。
「モウソウチク」は、ふしが一本です。

午前に使う竹は、「モウソウチク」です。

 

生い茂る竹林

竹林では、門松に使う竹選びに入ります。

竹には赤、青のテープが巻かれており、どの竹を切るかをチームごとに決めます。

「切り出し隊」「運び隊」に分かれると、竹の切り倒し方の実演が行われました。

広い竹林で、竹が切り倒されるのを間近で見学。大きな竹が斜めに倒れたシーンはまさに圧巻で、感動しました。

 

実演を参考に、私たち参加者も竹を切り倒していきます。竹は、下から5メートル位の部分を使うので、丁寧に雑巾で拭きます。使わない部分は土に返すため、竹林に戻しまます。

 

今度は、竹の切り出し方の実演が行われました。

1本の長い竹を、門松に適した長さに切り出していきます。

ノコギリを使って70センチメートル、60センチメートル、50センチメートルの長さに切っていきます。途中でふしに当たったら切る位置をずらします。

寸胴切り、斜め切りの実演を見て、寸胴切りはお子さん、斜め切りは大人がチャレンジすることに。

竹を切る方の手は素手、竹を持つ方の手は軍手をはめます。参加した皆さんも、初めは慣れない手つきでなかなか切れなかったようですが、だんだんと竹ノコギリに慣れていき、お子さんたちが上手に切っていたのに驚きました。

切り倒された竹

切り出した竹をそろえる

 

野外の作業は、最後に集合写真を撮影して終わりました。

 

集合写真を撮影する参加者

 

 

完成したグループから講義室に戻ると、縄の結び方の実演が行われました。

 

門松の縄結びの実演

 

荒縄を数秒水につけます。ボランティアの方が「いぼ結び(男結び)」という結び方を教えてくれました。

結び方の種類は色々ありますが、胴に回す縄を奇数本にして結ぶと縁起がいいみたいです。

とまちゃんと門松の竹

 

門松は、12月28日ごろまでに飾り(29日、31日に飾るのは縁起が良くないとされています)、1月7日には取り払います(地方によって異なります)。

昔は竹もありがたい存在でしたが、今はお店へ行けばなんでも売っている時代。

自然学習指導員の工藤さんは「公園の生物多様性を守るため、竹林が広がり過ぎないように、こうしてイベントで利用したりボランティアの皆様と伐採作業を行ったりしている」と話してくださいました。

また、桶川市から参加した飛鳥井さん親子にも突撃リポート⁈今回の門松作りの感想をお聞きしたところ、自然学習センターのニュースレターでこのイベントを知り、なかなか竹を切る機会がないから参加したとのこと。お子さんたちも楽しかった、いっぱい竹を切れてよかったと笑顔で帰っていきました。

 

ちなみに、ニュースレターとは、自然学習センターが発行している「四季」のことです。春、夏、秋、冬ごとに発行され、センターからのお知らせや公園日記、イベント案内が掲載されています。

ニュースレター「四季」

県内の各施設に発送するため、センターのスタッフとボランティアの人たちで分担し、チラシを封筒に入れたり糊付けをする作業を行うそうです。私も以前、このボランティアに参加したことがあります。

 

北本自然観察公園は1992年にオープン。約33ヘクタール(東京ドーム7個分)の広さに、昔ながらの里山の自然を残した公園です。
整備された散策路を歩きながら、様々な野生動植物が観察できます。

春は桜やアカガエルの卵、夏はホタル等の昆虫、秋は黄葉、冬は野鳥と一年を通して観察できるポイントが盛りだくさん。

 

園内にある自然学習センターは、いつ来ても楽しめる場所で、一日中居ても飽きないですよ。

自然学習センター

 

センターにはイベント参加スタンプカードがあり、1回イベントに参加するごとにひとつ可愛いスタンプが押され、スタンプが12個たまるとポストカードがもらえます。

スタンプカードとポストカード

 

双眼鏡や本の貸し出しも行っています。詳しくは自然学習センター受付まで!

 

子どもから大人まで楽しめるたくさんのイベントを開催し、いつ訪れても四季折々の美しい自然が楽しめる北本自然観察公園。

自然や生物について知りたいことがあれば訪れてみてくださいね!

北本駅からバスも出ています。ぜひぜひお越しください。

ではまた!

 

番外編:【1月4日】「北本自然観察公園・季節のうつろい」写真展

令和6年に入り、1月4日~1月9日に市役所で開催した「北本自然観察公園・季節のうつろい」写真展の設営ボランティアをしてきました。

「北本自然観察公園・季節のうつろい」写真展

この写真展は、自然学習センター30周年を迎えた平成29年から毎年開催され、今年で7回目。私もボランティア参加は2回目です。1回目のときよりも短い時間で準備が終わり、スタッフ一丸になれてとてもいい経験をさせていただきました。

この写真展では、自然学習指導員が一年で14万枚撮影した写真の一部のほか、公園内に生息する野生動物のはく製、昆虫の標本などが展示されていました。

展示物

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室シティプロモーション・広報担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5505
ファックス:048-592-5997
お問い合わせはこちら