インフルエンザについて

更新日:2025年11月13日

埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からのインフルエンザの報告数が、本年第45週(令和7年11月3日から11月9日)に、1定点当たり45.78人となり、国の定める警報の基準値である30人を超えました。昨年よりも、約1か月早い警報発令です。

インフルエンザを予防するため、「手洗いの励行」「場面に応じたマスクの着用」「換気」「十分な休養」など基本的な感染対策を徹底しましょう。また、急に寒くなりましたので体調管理に気をつけるとともに、体調が優れない時は、早めに医療機関を受診しましょう。(下記【インフルエンザにかかったら】参照)

インフルエンザの流行警報を発令します~基本的な感染対策と体調管理に努めましょう~(埼玉県報道発表資料令和7年11月12日)

 

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等、全身症状が突然現れます。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。乳幼児では急性脳症を、高齢者や免疫力が低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。

インフルエンザを広げないために

・マスクの着用等普段からの咳エチケットやこまめな換気の励行

インフルエンザは、主に飛沫感染であるため、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。

また、症状の出ない不顕性感染や軽症の例もあります。

このため、普段からマスクの着用等咳エチケット((1)咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと、(2)マスクをしない状態で咳やくしゃみが出るときはハンカチなどで口を覆うこと、(3)手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等)を守ることを心掛けてください。

また、こまめな換気により、室内のウイルスの量を減らすことができます。特に、人が多くいる部屋では、定期的に換気を行うことを心掛けてください。

・ワクチン接種

インフルエンザの予防や重症化を防ぐためには予防接種が有効とされています。

・外出後の手洗い等

流水・石けんによる手洗いは、手指など体に付いたインフルエンザウイルスを物理的に除くために有効な方法です。アルコールによる消毒も効果的です。

・適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50%~60%)を保つことが効果的です。

・十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心掛けましょう。

・人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行している時期は、高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味・睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。

インフルエンザにかかったら

・早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります。

・安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

・水分を十分に補給しましょう。

・同居人のいる人は、家庭内でもマスクをするようにしましょう。

参考

その他参考情報になります。

埼玉県感染症情報センターホームページ「インフルエンザ流行情報」

埼玉県感染症対策課ホームページ「インフルエンザ」

厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」 

政府広報オンライン「インフルエンザの感染を防ぐポイント  「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」」
 

 

 

新型インフルエンザ発生に備えた個人での備蓄について

「新型インフルエンザ」とは、毎年流行する季節性インフルエンザとは異なり、突然変異で発生する新型のインフルエンザウイルスよる感染症です。およそ10年から40年の周期で発生しています。ほとんどの人が免疫を持っていないため、急速にまん延し、社会に大きな影響をもたらす恐れがあります。

政府広報オンライン「新型インフルエンザの発生に備えて。一人ひとりができる対策を知っておこう

新型インフルエンザの発生に備え、食料品・生活必需品を日頃から備えておくことが大切です。近所のお店が休業して数日間買い物が不便になったり、自宅療養になって買い物に行けなくなったり、マスク等の増産等に一定の時間がかかってしまうことがあります。食料品、マスクや消毒薬等の衛生用品、ティッシュやトイレットペーパー、歯ブラシなどの生活必需品を、ふだんより少し多めに買い足すイメージで買い置きしましょう。

これらの備えは、災害時にも有効です。

 

食料品(長期保存可能なもの)の例

□米 □乾めん類(そば、そうめん、ラーメン、うどん、パスタ等)

□切り餅 □コーンフレーク・シリアル類 □乾パン

□各種調味料 □レトルト・フリーズドライ食品

□冷凍食品(家庭での保存温度、停電に注意) □インスタントラーメン、即席めん

□缶詰 □菓子類 □ミネラルウォーター □ペットボトルや缶入りの飲料

□育児用調製粉乳

日用品・医療品の例

□マスク(不織布製マスク) □体温計

□ゴム手袋(破れにくいもの) □水枕・氷枕(頭や腋下の冷却用)

□漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム:消毒効果がある)

□消毒用アルコール(アルコールが60%~80%程度含まれている消毒薬)

□常備薬(胃腸薬、痛み止め、その他持病の処方薬)

□絆創膏 □ガーゼ・コットン

□トイレットペーパー

□ティッシュペーパー □保湿ティッシュ

□洗剤(衣類・食器類)・石鹸

□シャンプー・リンス

□紙おむつ

□生理用品(女性用)

□ごみ用ビニール袋 □ビニール袋(汚染されたごみの密封等に利用)

□カセットコンロ □ボンベ

□懐中電灯 □乾電池

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり課健康推進担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-511-7704
ファックス:048-592-3367
お問い合わせはこちら