RSウイルス感染症について

更新日:2024年06月17日

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは日本を含めて世界中に分布しています。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。

生涯にわたって何度も感染と発病を繰り返し、その多くは咳や鼻水などの軽い風邪症状です。ただし、6か月未満の乳児、心臓や肺、神経・筋肉、免疫不全の病気をもつ小児、気管支や肺などの慢性の呼吸器疾患がある高齢者の方は重症化しやすいため、特に感染しないように注意が必要です。

 

予防のポイント

主な感染経路は、「接触感染」と「飛沫感染」です。

「接触感染」とは、RSウイルスに感染している人との直接の接触や、感染者が触れたことにより、ウイルスがついた手指や日常的に触れる物(ドアノブ、手すり、机など)を触ったりすることによる感染を言います。

「飛沫感染」は、RSウイルスに感染している人の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込み感染することを言います。

そのため、流水や石けんによる手洗いをしっかり行うこと、咳やくしゃみの症状があるときは、周囲の方へ感染を防ぐためマスクをするなどの咳エチケットが重要になります。また、乳幼児はウイルスが付着したおもちゃや手すりなどによって感染することがあるので、アルコールや塩素系の消毒剤などで消毒するなど、清潔を心がけましょう。

 

RS感染症にかかったら

RSウイルス感染症には特効薬はありません。

治療は基本的には対処療法(症状を和らげる治療)を行います。

 

 

予防接種について

60歳以上の方、生まれてくる子の予防を目的に妊婦の方を対象としたワクチンがあります。

任意予防接種になります。

※本市では、ワクチン接種費用等に対する助成は行っておりません。

 

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