市長からの返事(平成30年度)
ロビーの「人口と世帯」の掲示に目標人口との対比グラフを掲示
市役所1階「市民課」ロビーの北側に位置する壁面に貼られている「人口と世帯」の掲示に、第五次北本市総合振興計画における目標人口との対比を示すグラフを隣り合せて貼ってもらい、見た人に、人口減少への関心を喚起し、それぞれの人の置かれた立場で協力できることを考えてもらう一助にすることを提案する。
市長からの返事
第五次北本市総合振興計画では、将来人口の目標値として、平成32年度末人口は66,000人、平成37年度末人口は63,000人と掲げています。
全国の市町村の8割以上で人口が減少している社会情勢を踏まえますと、本市での人口減少の進行は避けがたい現実として受け止める必要があります。
そうした中、本市としましては、今後も続く人口減少に対応していくため、総合振興計画では、目指すまちの姿や目標を具体的に示すこととし、成果指標を用いて市民と行政がまちづくりの達成状況を共有し確認できる計画としました。また、「人口減少に対応するためのリーディングプロジェクト」を掲げて持続可能なまちづくりを進めているところです。
今回いただいた御提言は、市民課がロビーに掲出している「人口と世帯」の表の横に、総合振興計画の目標人口と現在人口の推移を対比したグラフを掲出するという内容ですが、本市としましては、『市勢情報(市民課での現在人口・世帯の統計的データ)の表示』と、『総合振興計画の進捗状況の公表』は、それぞれ性質を異にするものであり、市政に関する様々な情報は、各所管部署で必要に応じて市民の皆様に公表しているところでございますので、市民課ロビーの掲出につきましては、現状のとおりとさせていただきたいと考えております。
市の現在人口については、転入・転出、出生・死亡の届出を受け付けて住民基本台帳上で管理している市民課において、市の基礎的な統計情報として、毎月はじめに更新して掲示しています。
総合振興計画の進捗管理については、様々な市の政策を実現するための施策や基本事業に、目標とする成果指標を具体的な数値で設定し、各部署において管理・評価を行っているところです。
なお、人口減少への対応を盛り込んだ総合振興計画の進捗状況については、すべての施策・基本事業を対象とした行政評価の取組状況(施策評価・基本事業評価結果)として、市ホームページで公表していますので、今回いただいた御提言の内容については、この行政評価の取組状況の公表とあわせてお知らせしていきます。
このたびの御提言の趣旨は「人口減少への関心を喚起し、それぞれの人の置かれた立場で協力できることを考えてもらう一助にする」とのことですので、行政評価の取組状況を御覧いただくことにより、人口の増減の状況のみにとらわれず、総合的に市のまちづくりの状況について御確認いただけるものと考えておりますので、御理解くださいますようお願いいたします。
今後も、全庁を挙げて第五次北本市総合振興計画を着実に実行し、持続可能なまちづくりを進めてまいります。
保育施設と共同利用型テレワークセンターの融合開設について
同一の敷地内に、保育施設と共同利用型テレワークセンターを開設する。
市長からの返事
テレワークについては、国において「働き方改革」の一環として、情報通信技術を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方を可能とするものとして推進しているところです。テレワークセンターについても、社会実験が行われ、より効率的な利用方法について検討がなされているようですが、課題もある状況だと認識しております。
ご提案いただいた保育施設と共同利用型テレワークセンターの融合施設の開設については、女性活躍社会の推進や育児中の市民に有効な施策であると考えられますが、施設の整備には、多額の費用がかかりますので、今後の国の動向や企業や利用者のニーズを踏まえ、関係各課にて設置の必要性や場所等について調査、研究して参ります。
今後も市政・労働行政にご理解いただきますよう何卒宜しくお願いします。
更新日:2021年03月31日