ごあいさつ
人口減少社会における将来を見据えたまちづくりを目指して
~市長就任から6年目を迎えて~(令和6年5月)
市民の皆様、こんにちは。市長の三宮幸雄です。令和5年5月1日に皆様のご支援により北本市長2期目を迎え、今年で市長就任6年目となりました。
少子高齢化が進むわが国で、本市も同様に人口減少という課題を抱えておりますが、北本市では地元への愛着醸成や市へ親しみを持っていただくためのシティプロモーション活動を積極的に行っており、令和2年度から本市に転入する人の数が、転出する人の数を上回る社会増に転じております。地域に根付いたマーケット事業等を継続して行っていくことで、市をより親しみを感じるもの、自身のホームであると感じてくださる方が増えているようです。
引き続き、人口減少をできる限り和らげるとともに、人口が減っても、その中で市民の皆様が幸せに暮らしていけるよう、まちづくりに努めてまいります。
このような考えのもと、本年度は「子育てしやすいまちづくりの推進」、「魅力あるまちづくりの推進」、「持続可能なまちづくりの推進」の3つの方針を重点に取り組んでまいります。
「子育てしやすいまちづくりの推進」については、有効な未来への投資である子育て支援を充実させるため、保育ニーズが高まる中丸小学校区に新たな公設学童保育室を整備するとともに、全ての妊産婦・子育て家庭・子どもに包括的な支援を切れ目なく提供する、こども家庭センターの運営を開始します。また、意欲と能力のある若者が、経済的理由により大学等への進学を断念することがないよう、新たに給付型奨学金制度を創設します。
「魅力あるまちづくりの推進」については、一人一人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことができる地域共生社会の実現に向けた取組を実施するとともに、新たに若者チャレンジ支援による地域愛着醸成事業に取り組むなど、市内外から愛着や好感を持たれる魅力あるまちづくりに向けてシティプロモーションを推進します。
「持続可能なまちづくりの推進」については、将来的な税収減や社会保障関係費の増加を見込み、新たな施設整備・再編への対応に取り組むとともに、避難所となる体育センターの特定天井等の改修工事や文化センターの大規模改修に向けた設計を実施するなど、老朽化が進む公共施設を計画的に管理・運営してまいります。
今後も、本市の魅力を活かした持続可能なまちづくりを目指し、市政運営に励んでいく所存です。市民の皆様には、引き続きご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
更新日:2024年05月01日