【8月21日】熱闘!!北本トマト水風戦大会
(市民リポーター)佐藤正子さん
北本市市民リポーター、佐藤正子です。
8月21日(日曜日)、「北本トマト水風戦大会」が開催されました。
スペインの「ラ・トマティーナ(トマト祭り)」という、トマトを投げ合うイベントがありますが、今回、開催された「北本トマト水風戦大会」は、トマトに見立てた「赤い水風船」を投げ合う「水風船のスポーツイベント」です。
私の友達も「エンジョイ北本チーム」として参加していたので、応援に行ってきました。

会場は、北本水辺プラザ公園。付近には荒川があり、緑に囲まれた広い公園で、熱い戦いが繰り広げられました。
当日は、とても暑い一日でした。水風船で濡れても服がすぐに乾いてしまうくらいで、水遊びをしている子どもたちもいました。

会場の出店には、冷たいドリンクやかき氷の他、焼きそばや北本トマトカレーも売られていたので、サマーフェスタのような感じでした。

出場チーム数は、小学生までの子どもの部が44チーム、中学生以上の一般の部が30チーム。計74チームが参加しました。
また、大会前にはインターネットの各メディアで紹介されたこともあり、出場チームには東京都からの参加チームもあったとのこと。若い世代の参加者も多く、大変盛り上がりました。子どもたちは、北本市・鴻巣市の学校からの参加チームが多かったようです。
ところで、水風船を投げ合う「水風戦」の競技ルールについてですが、皆さんはご存知でしょうか。
私は、今まで水風戦の試合を見たことがなく、ただ水風船を投げ合うだけだと思っていましたが、実はルールがあり、体力・瞬発力、そして緻密な作戦が必要なスポーツでした。
5人1チームで水風船を投げ合い、水風船を当てられた選手は退場します。

勝ち負けについては、相手チームに置いてある「イルカ」を先に奪う、もしくは水風船を相手チーム全員に当てた方が勝ちとなります。今回の大会では、制限時間2分を設け、「イルカ」を先に取れなかった場合は、水風船に当たらずに残ったメンバーの数の多い方が勝ちになるというルールでした。

「水風船」とはいえ、当たった感想を聞いたところ痛いとのこと。そのため、「頭を狙って投げてはいけない」いうルールがあります。
また、複数の水風船が速いスピードで飛び交っているので、コート全体を見て走り回らなければなりません。
チームによって、攻撃と守備の作戦も様々です。
飛んでくる水風船を避けながら攻撃をし、自分たちの「イルカ」を奪われないようにするために守備も必要になります。
攻撃面では、相手チームの選手全員に水風船を当てるか、「イルカ」を奪うために攻めて行きます。水風船に当たる覚悟の上で、一人で相手チームの「イルカ」を取りに行く攻め方もあれば、複数の選手で一気に攻撃する攻め方もありました。
「イルカ」を取る瞬間の、両チームの選手の接近したプレーは、近くで観ていて、とても迫力がありました。
夕方になると、少し涼しくなってきました。
午前中の子どもの部の予選、午後からの一般の部の予選終了後、3時半からは「決勝トーナメント」が行われました。
子どもの部では、普段スポーツをしているだけあって、動きも素早く、まるでアスリートのよう。身軽に水風船を避けて、一気に攻めに行くときの勢いもありました。
一方、一般の部の選手たちは、暑さや体力的に大変な面もあったようですが、投げた水風船のスピードは速く、迫力がありました。また、「イルカ」を取るための頭脳プレーもあり、観ていて面白かったです。
選手たちの家族も応援に参加し、とても盛り上がっていました!!

決勝トーナメントが終了し、閉会式では、各入賞チームへトマト商品のプレゼントがあり、優勝チームには、東京ディズニーリゾートのチケットがプレゼントされました。

子どもの部は「トマトボール」チーム、一般の部では「トマトよりキャベツ派」チームが優勝しました。
最後は、みんなで記念写真です!!。子どもたちが持っているイルカが可愛らしく、和気あいあいとした閉会式でした。
今回が初めての大会でしたが、たくさんのチームが参加し、とても盛り上がった水風戦大会でした。来年が楽しみですね。ぜひ、開催してほしいです!!
更新日:2021年03月31日