【8月21日】きたもとの防災(1)~第37回防災訓練

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)大嶋佐知さん

市民リポーターの大嶋佐知です。

平成28年8月21日(日曜日)、北本市立東中学校で行われた「第37回北本市防災訓練」に参加しました!!

当日は絶好の訓練日和となりました。

白い雲が広がる青空の下で防災訓練の会場に集まる大勢の参加者の写真

当日の参加者は、自主防災組織や一般参加者を含む訓練参加団体、および訓練協力(展示等)団体と訓練運営など、517人。
同日、石戸小学校と北小学校で行われた広域避難所開設訓練への参加者、83人。

午前8時30分、サイレン吹鳴。

黄色のペイズリー柄のバンダナをフェンスに巻いた写真

各自主防災会ごとに安否確認訓練が実施されます。

我が家が所属する自主防災会も呼びかけている

「色付きタオルで《我が家は無事です》」活動は、毎年の訓練ごとに各家庭に浸透してきているようです。

午前9時00分、災害対策本部長(市長)の開会宣言の後、各種訓練がスタートしました。

災害対策本部設置訓練

テントの前で災害対策本部員が制服を着て並んでいる写真

災害対策本部長(市長)および本部員(職員)が、真剣な面持ちで臨んでいました。制服姿もビシッときまっています!

炊出し訓練

非常食を調理、実際に食べてみました!

ビニールの中に入ったわかめご飯ををひしゃくですくおうとしている写真

釜で沸かした熱湯を備蓄のアルファー米へ注ぎ、二重の袋の口をしばってしばらく蒸らします。

今回は「わかめご飯」とのこと。(食物アレルギーに配慮した白米のアルファー米もあるそうですよ)

お味は…わかめの塩味がきいていて、意外と美味。(ややポソポソした感じ)

両手にビニール手袋を付けた女性が、わかめご飯をしゃもじですくい、左手に乗せている写真

なかなかの盛況ぶりでした。

アルファー米は水でもどすこともできるそうです

(お味のほうはいまひとつらしい… 汗)。

初期消火訓練・煙中避難訓練・救出訓練

(左)制服を着た災害対策本部員が消火訓練をしている写真(真ん中)煙中の避難訓練の写真(右)タンスが倒れ、直撃している人形を助けようとタンスを動かしている方々の写真

子ども消防団放水体験

消防団員と一緒に、防護服とヘルメットをかぶって放水している子供の写真

かわいい消防士さんがいました!

放水にはなかなか技術がいるようです。でも憧れの消防団員さんといっしょに楽しい体験ができましたね~!

応急救護訓練

白い三角巾を使って応急手当の訓練をする男性の3枚の写真

三角巾を利用した応急手当の訓練が行われました。

手早くそして清潔ということが現場では大切になってくるのですね。三角巾がスルスルと包帯状になっていって…勉強になりました!

救命救急訓練

上半身の人形の肩を叩く男性の写真

AEDを使用した心肺蘇生訓練が行われました。

  1. 肩を軽くたたきながら声をかける。
  2. 反応がない、または判断に迷う場合は大声で助けを求め、119番通報とAED搬送を依頼する。
上半身の人形を使って心臓マッサージをする男性の写真
  1. 呼吸を確認する。
  2. 普段どおりの呼吸がない、または判断に迷う場合はすぐに胸骨圧迫を30回行う。
  3. 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行う。
人形にAEDの電極パッドを貼っている写真
  1. AEDが到着したら、電極パッドの図のとおりに電極パッドを貼る。
  2. 電気ショックの必要性はAEDが判断する。
  3. AEDの判断に従ってショックボタンを押す。

119番通報訓練のブースでうかがったところ、通報後救急車が到着するまでの平均時間は、およそ8分とのことでした。8分…現場ではかなり長く感じる時間だと思います。

救命救急隊の方のお話でも、周囲へ助けを求め、できるだけ多くの人に集まってもらって各自に役割を振り分け、交代で救命救急活動にあたることが大切だということでした。

今回の防災訓練では、「自助・共助・公助のさらなる充実強化と防災意識の高揚」をテーマに各訓練を実施した、とのことでした(北本市くらし安全課長)。

実際に防災訓練に参加してみて、見てみる、聞いてみる、体験してみることが、安心・安全の第一歩なのだと実感しました。

そして…市民のみなさんが真剣に防災訓練に取り組んでいるのを見ていると、いま災害が起こったら…とか、高齢者や障がいのある方の避難は…など、これまでよりずっとずっと現実的に防災のことを考えるようになりました。

今後も北本市の防災への取組みについて取材する予定です。
またレポートしますね~!