【8月21日】きたもとの防災(2)~防災への取組み
(市民リポーター)大嶋佐知さん
こういった地図を目にされたことはあるでしょうか。
北本市洪水ハザードマップ(洪水避難地区)です。
北本市では洪水の他に、地震ハザードマップ、土砂災害ハザードマップをホームページ上で公開しています。
また北本市公式防災アプリ「北本防災なび」では、北本市の災害時の避難場所・洪水ハザードマップ・土砂災害ハザードマップ・地震液状化ハザードマップ・AED設置場所などの防災情報を入手できます。
私も「北本防災なび」を利用していますが、手元のスマートフォンで随時情報を受け取ることができるのはちょっと心強い…!
近年、自治体はもちろん各地の自主防災会なども、積極的に防災への取組みを進めていますよね。
8月21日(日曜日)に行われた「第37回北本市防災訓練」では、「自助」(災害時に自分の身を自分で守ること)、「共助」(地域を地域のみんなで守ること)、「公助」(県や市町村、消防、警察などの公的機関が実施すること)の更なる充実強化がテーマとなっていました。
シェイクアウト訓練や、色付きタオルで「わたしは無事です」の安否確認訓練、避難訓練、その他さまざまな訓練に実際に参加することで防災意識が高まった市民の方も多かったと思います。
私も実際に防災訓練に参加してみて北本市の防災について調べてたくなり…。
北本市くらし安全課でお話をお聞きしました。
質問. 今回の防災訓練で人気のあった訓練は?また展示コーナーは?
回答. 「日赤の応急救護訓練。展示コーナーは防災グッズコーナー。」
応急救護訓練は、確かに体験者でいっぱいでした!
質問. 例年と比較して体験訓練の設置状況や、地震体験ができる防災広報車(起震車)の導入は?
回答. 「今回は、毛布と竹棒を使用しての応急担架訓練を中止しました。
防災広報車はぜひ導入したいと考えていたが、希望する自治体が多く今回は予約がとれませんでした。」
質問. 北本市の防災マニュアルはあるか。今後取り入れる予定は?
回答. 「今年度、北本市地域防災計画の見直しを行っています。最新の防災ハザードマップについても見直しを行い、今後市民へ配布する予定です。」
質問. 備蓄食料についてお聞きします。
回答. 「今回の防災訓練では、備蓄食料のアルファー米とビスコを使用しました。
消費期限の近いものから順次入れ替えを行う目的もあり、防災訓練等で試食等していただいています。」
お話をうかがう中で、市民ひとりひとりの「自らの生命は自らで守る」(自助)の自覚がとても大切だと感じました。
でも高齢者や身体に不自由がある人、そのほかにも災害が起こった時に自力の避難が難しいかも、と不安をもっている人も多いと思います。
「なるべく地域に関わるようにして普段から近所同士で声を掛け合い、顔の見える関係をつくりましょう。もしものときでもお互いに助け合って避難できる体制をつくりましょう、と伝えるようにしています」と、くらし安全課の職員談。
そうですよね~。
「自助」と「共助」は、その地域に住んでいる人たちの防災意識によって、大きく変わってくるものだと思います。どうしても個人や地域ではまかなえない部分を「公助」が補完する…、住民と自治体が一体となって強い防災体制を作っていくことが大切だと思いました。
おまけ
埼玉県のホームページに非常持出品・備蓄品の点検シートが掲載されていました。
ご参考までに。
更新日:2021年03月31日