【12月上旬】映画「マイ・ダディ」で北本を探そう!

更新日:2021年10月12日

投稿者(市民リポーター)山北陽子さん

こんにちは!市民リポーターの山北陽子です。

みなさん、北本市が観光PR戦略の一環で、平成19年4月より産業観光課の事業として 「北本フィルム・コミッション」が設置されているのをご存じですか?

北本市には豊かな自然や特色ある施設もあり、都心から約1時間で来ることができるという立地の良さを活かし、映画やドラマ等の撮影に利用していただくことで映像を通じ、北本のことをもっと知ってもらおうという事業です。

いままでにも北本市はドラマや映画に多々利用されており、「あっ!これ北本の〇〇じゃない?」と 画面に釘付けになった経験がある人も多いのではないでしょうか?

そんな「北本フィルム・コミッション」を利用して撮影された映画が9月23日(木・祝)に 公開されました!
その映画とは・・・・・

「マイ・ダディ」
2015年から始まったTSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM(TSUTAYAが映像クリエイターと作品企画を コンペティションを通じて 発掘するためのプログラム)にて2016年に準グランプリ受賞作に選ばれた監督:金井純一氏の 作品です。監督はなんと埼玉県出身! そして、あの人気俳優ムロツヨシさんが映画初主演ということで公開前からかなり話題になっていた映画ですね。

そのクランクイン、昨年2020年12月上旬になんと撮影を見学させていただきました。
場所は北本中学校。主人公の娘が通う学校、という設定です。

 

学校に到着したところ

 

この日、私が北本中学校に到着したのは朝。
この時間にはすでに大きなトラックからたくさんの機材や荷物が降ろされて並べられ、スタッフのみなさんも慌ただしく準備されていてビックリ。
 

 

クランクインの挨拶

荷下ろしなどが落ち着いたところで、スタッフ全員が集まりクランクインの挨拶が始まりました 。
こんな現場に立ち会うことが出来るなんて、初めての出来事だったので緊張です。
監督や出演者をはじめ関係者のみなさんがひとりひとりご挨拶されていく中で、 なんと私までご紹介いただき緊張とお心遣いに感激し胸が熱くなりました。
とても嬉しかったです。

 

トラックから降ろされるたくさんの自転車

 

しばらくすると、たくさんの自転車が運ばれてきて並べ始められました。
「これは何に使うんですか?」と聞いたところ、この日は自転車置き場での撮影もあるのですが、休日なので通学してくる生徒さんたちもいないので、空の自転車置き場に配置するための自転車とのことでした。足りないのでかき集めたのだそうです。
映画でみる何気ない日常のワンシーンも、こうしてたくさんの労力と時間がかかっているのだ なぁと驚きました。

そして、この驚きは、まだまだ続きます。

 

サッカーの練習シーン

 

この何気ないサッカーの練習シーンも、何度も何度も動きの指導が入り同じ動きを繰り返し。
きっと映画で使われるのは、ほんのちょっとであろうこの練習シーンも、OKが出るまで丁寧に撮り直されます。
ちなみに、ここで練習しているサッカー少年たちは地元から選出されたエキストラさんたちでした。

俳優さんはセリフもあり、さらに大変です。動きにもセリフにも全てに細やかな指示が飛びます。
この日は初日なのに・・・。作品は全シーンで116分。この1シーンでこんなに細やかに丁寧に撮影していくのかぁと思うと、全116分にはどれほどの時間と思いが凝縮されているんだろう、と胸が熱くなりました。

 

校舎の前、テニスコートで

 

それにしても。この校舎や校庭が映画で映し出されたら、現役の通学生も卒業生も、ご両親や 先生方、いや ここを知っているみなさん嬉しいだろうなぁ・・・・と想像するとちょっとニヤニヤしちゃい ます。
嬉しいですよね、よく知っている場所が出てくると!選んでくださってありがとうございます 。

 

ヒロイン登場

 

サッカーの練習シーンが撮り終わると次は主人公の娘・御堂ひかり役を演じる中田乃愛さん登場です。
撮影したこの日は12月、、、お気づきですか?ミニスカートにブラウス、ベストという制服姿なのを!

先ほどのサッカー少年たちも半袖短パンで寒そうでしたが、まぁ動いてるからなんて思っていましたが、このシーンは軽く話して歩くくらい。。。
周りの人たち、もちろん私もダウンコートまで着込んでるほどの激寒い中で、 なんでもないように、普通に立ち振る舞うなんて本当にすごい。
やっぱりプロなんだなぁと見惚れてしまいました。

 

自転車置き場へ移動

 

次は場所が変わって自転車置き場へ。
かき集められた自転車たちが配置され、臨場感が溢れています。

先程の場所から必要な機材なども移動しなければならないので、スタッフのみなさんは大忙しです。
歩いてすぐの場所に移動するだけでも、こんなに大ごとなんだなぁと、ここでも驚きでした。

 

自転車置き場

 

朝から午前中にかけて撮影できるのが中学校内のこの3か所。さらに場所を変えながら念入りに撮影されていきました。

北本市内では、主人公の勤務先として、しんごや石油さんも撮影場所になっていました。
映画を観ながらの背景チェックは必須ですね!

 

ちょうど新型コロナウイルスの第一波が襲ってきたこともあって、映画の撮影は延期になったりしてとても大変だったと伺っております。

ただでさえ、準備などに時間が必要な撮影の仕事に、感染予防対策という新たな作業も加わり、 本当に困難だったと容易に想像できる状況の中で、無事に映画が完成し公開されるのがとても 嬉しく思います。

 

「マイ・ダディ」映画情報はこちら↓

公式サイト
https://mydaddy-movie.jp/
映画情報
 https://screenonline.jp/SCREEN_Plus/17426654

 

是非とも劇場で観て応援したいですね。
そして、この映画を観た他の地域のみなさんには、北本市の魅力を知っていただき是非遊びに来て欲しいなぁと思います。

改めて「マイ・ダディ」スタッフ・関係者の皆様、撮影初日という貴重な日に取材をさせていただき光栄でした。本当にありがとうございました。
映画の大成功を心より願っております!

市民リポーター小宮山さんのリポートもご覧ください!