食品ロスの削減

更新日:2021年03月31日

食品ロスとは

食品ロスとは、「まだ食べられるのに捨てられる食べ物のこと」です。

日本では、年間約621万トンの食品ロスが発生していると言われており、過剰除去(ダイコンの皮の厚むきなど)、直接廃棄(賞味期限切れで食べずに捨ててしまう)及び食べ残し(食事で提供されながら、食べ残して捨ててしまう)があります。

県の食品ロス発生量
年間35万~54万トン(推計)

食品ロス

食品ロスを減らさなくてはいけない3つの理由

ごみを減らすことで環境への負荷を減らす

・食品ロスは大部分が生ごみとして焼却処理されます。
・生ごみは水分を多く含み燃えにくいので、生ごみを焼却するために燃料を使用することもあります。
・例えば、埼玉中部環境センターには、北本市から年間約13,000トンのもやせるごみが搬入されていますが、その重量のうち約50%(約6,500トン)が水分です。なお、厨芥類(生ごみ)はごみ質の割合では約14%(乾ベース)です。(平成28年度)

ムダなく食べて食料輸入を減らすことで食料自給率アップ

・日本の食料自給率(カロリーベース)は38%と先進国中最低水準で、多くの食料を輸入に頼っています。
・一方、世界の食糧需要量は増加傾向にあり、将来的に十分な量の食料の確保が困難になる恐れもあります。
・食料の生産や輸入には多くの水や資源が使われており、輸入した食品を捨ててしまうことは、これらの水や資源もムダにしていることになります。削除

日本人の誇り「もったいない」と思う心を養う

・日本には世界に誇れる「もったいない」という言葉があります。
・もったいないという言葉には、ものを大切にする気持ち、尊敬する気持ちが込められています。
・大切な水や資源を使って私たちの元に届いた食料を、きれいに残さずたべることで、もったいないと思う気持ちが養われ、周りの人や物を大切にする気持ちにつながります。

 

事業所でできる食品ロスを減らす取り組み

食品ロスの発生抑制

・小売・卸売・製造の各段階において、商慣習やルールの見直しを行うなどで食品ロスの削減を図りましょう。廃棄物処理に係る経費の削減にもなります。
・宴会の最後に「食べきりタイム」の実施を呼びかけましょう。

食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)の利活用

・もやせるごみから動植物性残渣(厨芥類等)を分別するなどして、埼玉中部環境センターではなく市外の民間処理施設(食品リサイクル法対象施設)への搬入を行いましょう。燃やすのではなく、飼料化、堆肥化、バイオガス化してリサイクルさせることができます。事業系一般廃棄物をこれら施設へ新たに搬入する際は、北本市環境課廃棄物・リサイクル担当に事前にご連絡ください。

フードバンクの利活用

・品質には問題ないにもかかわらず廃棄されてしまう食品・食材を事業者から引き取り、福祉施設等に無償提供するフードバンク活動を利用しましょう。

 

家庭でできる食品ロスを減らす取り組み

食品ロス全体の約半数にあたる年間約282万トンが家庭から発生しています。
身近な取り組みで食品ロスを減らすことができますので、ぜひ実践してみましょう。

買い物するときは余分に買いすぎない

・調理する分量に応じて少量パックやバラ売りを利用しましょう。
・食品購入は必要な時に必要な量だけにしましょう。
・買い物前に冷蔵庫をチェックしましょう。

賞味期限と消費期限の違いを理解しよう

・賞味期限とは、おいしく食べられる期限のことです。過ぎたものはすぐに食べられなくなるわけではありません。
・消費期限とは、食べても安全な期限のことです。過ぎたものは食べない方が安全です。

埼玉県の食品ロス削減に関する取り組み情報

食べきりSaiTaMa大作戦(外部サイト)
埼玉県が3つの取組で食品ロスを減らす作戦です。

彩の国エコぐるめ事業(外部サイト)
食品ロスや食品廃棄物を減らす取り組みを。

県内フードバンク(外部サイト)
 

この記事に関するお問い合わせ先

環境課資源循環担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5553
ファックス:048-592-5997
お問い合わせはこちら