「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください!

更新日:2023年06月02日

サクラを脅かす外来害虫「クビアカツヤカミキリ」

「クビアカツヤカミキリ」の幼虫はサクラなどの古木や大木に付きやすく、樹木内部を食い荒らし、枯死倒木等を引き起こします。また、果樹に付くと莫大な農業被害が生じるため、モモ、ウメなどのバラ科樹木への被害も懸念されています。

埼玉県内でもクビアカツヤカミキリによる被害の拡大・広域化が懸念されており、北本市においても令和5年5月25日、高尾さくら公園内で樹木被害が初めて確認されました。

生態

自然分布:中国、モンゴル、朝鮮半島、台湾、ベトナム
活動時期:6月~8月頃

体長:成虫で2.5~4センチメートル程度
特徴:体全体が光沢のある黒色で、前胸背板は明赤色

メスは2週間以上の寿命のあいだに、卵を数百個産卵する。

9日ほどで孵化した幼虫は、樹木を摂食しながら褐色のカリントウ状のフラス(木くずと糞の混ざったもの)を排出し、2~3年ほどかけて成長する。

クビアカツヤカミキリ(成虫)クビアカツヤカミキリのフラス

クビアカツヤカミキリ(成虫)  クビアカツヤカミキリのフラス

樹木に堆積したクビアカツヤカミキリのフラス

樹木に堆積したクビアカツヤカミキリのフラス

画像提供:埼玉県環境科学国際センター

クビアカツヤカミキリを見つけたら

所有する土地、施設の付近に植えているサクラ等にクビアカツヤカミキリの成虫を発見したら、まん延防止のため速やかに捕殺していただくとともに、市役所環境課までご連絡ください。

フラスを発見した場合は、フラスの上方の幹や枝に、フラス排出孔と呼ばれる穴があります。竹串や千枚通しなど細いもので取り除き、針金等で幼虫を刺殺するか、ノズルを用いて農薬を噴射することで、樹木の内部にいる幼虫を駆除してください。

(※クビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定されていることから、「持ち運ぶ」「飼う」「別の場所に放す」ことなどは法律により禁止されています。)

周知啓発用チラシ(PDFファイル:225.2KB)

 

関連情報

クビアカツヤカミキリの生態や発見方法等の詳細については、埼玉県環境科学国際センターのホームページ、「サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第6版)」をご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境政策・保全担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5526
ファックス:048-592-5997
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