高尾さくら公園「さくらハート」について
時を超えて、心つなぐ -北本の歴史とさくらハート

高尾さくら公園周辺は、江戸時代から明治時代の中期まで、北本で一番賑やかな高尾河岸があった場所です。
人の従来で賑わったのが中山道だとすれば、高尾は舟運の物流に関する人たちで活気に満ちた場所で、大型の船が航行できたのは高尾河岸までといわれています。
北本の歴史「高尾河岸と舟運」(広報きたもと2016年8月号特集記事)
この場所は荒川河川敷の自然豊かな風景や、晴れた日には秩父の山並や遠くに富士山や浅間山まで一望できる絶景スポットです。
また、北本では富士信仰の基に、富士山を眺望できる「富士塚」と呼ばれる山や社殿が、江戸時代の頃から築かれた歴史があります。富士山の山開きに合わせて、その一年の間に生まれた赤ちゃんの健やかな成長を祈願する初山行事も行われています。
北本市指定有形文化財「荒井の富士塚」
当時からその景色は変わることなく、訪れる人に安らぎと癒しを与えてくれる優しい場所です。
そして、高尾さくら公園は全国の市町村から寄贈していただいた桜30種・約200本が植えられており、北本市を代表する桜の名所の一つでもあります。
この公園の特色を生かしたハートのモニュメント「さくらハート」は、市の木である桜の花びらをモチーフとしており、北本市の桜を愛でる全ての人々の想いを込めた「桜守(さくらもり)※」でもあります。
さくらハートは郷土の風景とともに、全世代の方々が愛や絆を深められる場所として親しまれることを願い、北本市の「ふるさと応援基金」を活用して設置しました。
北本の豊かな自然の景色を望みながら、鐘の音で癒しを感じてみてください。


※桜守(さくらもり)…桜を守り、育て、伝える人や活動を意味する言葉
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更新日:2025年05月16日