【9月12日】『下町ロケット』ロケ現場密着リポート!part2

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)大嶋佐知さん、飯嶋沙織さん

こんにちは!市民リポーターの大嶋佐知・飯嶋沙織です。
今回は、2名による共同レポートをお届けします

早速ですが、10月14日からスタートする日曜劇場『下町ロケット』。
前作から3年、情熱と感動のあのドラマが帰ってくる!と大きな話題になっています。

そんな世間の動きに呼応するかのように、9月12日(水曜日)夜、北本市のとある一角をひそやかな熱気が包み込んでいました。

下町ロケットロケ現場がライトアップされ多くの市民が見学に集まっている写真

「北本まつりの宵まつりか?」
って、一瞬見間違えてしまうほどのにぎわいですよね。

実はただいま、『下町ロケット』の第2話に関係するシーンの撮影中なんです!

詳しい内容は本編でお楽しみいただくとして。

舞台として選ばれたのが、市役所近くにある『有限会社しんごや石油』さん。
北本市で40年以上続く、地域に根付いた歴史あるガソリンスタンドです。
なんでも、以前、同じ日曜劇場で放送されたドラマ「陸王」の撮影で北本に来た際に、スタッフの方がこの場所に着目していたようで、8月の上旬に番組側から直々にオファーがあったんだそう!すごいですよね!!

この日ロケ現場に登場したのは、主演の「佃航平(つくだこうへい)」役の阿部寛さんと「島津裕(しまづゆう)」役のイモトアヤコさん。そしてなんと!原作者の池井戸潤さんが現場に顔を出されていました!!

放水用のホースの写真

17時頃
番組スタッフの皆さんが準備作業開始!

18時
市民リポーター集合!

設定は、雨の日の夜の東京都大田区にあるガソリンスタンド💡
散水車やホースなどが着々と準備されていきます。

看板の前後と「スタッフさんの手にかかればあっという間に東京の下町のガソリンスタンドに早変わり!」の文字

ガソリンスタンドのドア部分など小道具で作りかえられている写真

黄色と赤の帯部分、レトロなポスターなども小道具なんですよ~!

「えっ、こんなところまで!?」と思うくらい丁寧に作りこんでいます。

こうした細やかな仕事ひとつひとつがドラマのリアリティを生み出すのでしょうか。

エキストラのご夫婦と赤い外車の写真

エキストラのご夫妻。
シーンの鍵を握る車とパシャリ♪

20時頃
出演者のお二人が到着し、監督やスタッフさん、エキストラの方たちと、打ち合わせなどが始まりました。

阿部寛さんは、さすが!遠くからでも彫りが深くて男前だと分かります💕 カメラが回るたび、低くてシブい声が現場に響きわたり、思わず聞き惚れてしまう😍

イモトアヤコさんは、トレードマークである眉毛を封印して女優モード💕 小柄で可愛らしい雰囲気で、「珍獣ハンター」だなんて想像できませんでした!

撮影が始まりました。

同じシーンを異なる角度から何度も何度も繰り返し撮影していきます。

そのたびに細かくモニターチェックする監督、すぐに現場指示に動きます。

大勢のスタッフは隙のない動きで各自の仕事をこなしていました。

休憩中も微動だにせずじっと一点を見つめたままの阿部寛さん。演技を反芻しているのでしょうか。
そしてイモトアヤコさんはくるりと壁側を向いて一心に腕を動かしています?
あー!そうか、常に役作りをしているのですね。

そして、長~い長い撮影が終了したのが、深夜0時過ぎ!
最終的に片付けが終わったのは、午前2時頃だったそうです。

数分のシーンのために、この日だけでなんと約9時間!!!

ロケ地探しや事前の現場確認、撮影後の編集なども含めると、本当に計り知れないほど膨大な時間と、人が関わっているのだと、改めて知ることができました。

きっと良いシーンになっている!という願望もあるのですが本編がたのしみです

後日、しんごや石油の齋藤由信オーナーに、お話を聞かせていただきました!

齋藤由信オーナーの写真

しんごや石油だけでなく、文化センター1階にある「カフェ&ビア のんスタ」のオーナーも勤めていらっしゃる齋藤オーナー。
イベントでトマトカレーの販売をしたり、過去には消防団や部活動のコーチなども経験されており、地域活性化の為に尽力されている、とーっても顔が広くてパワフルな方です😄

撮影の約1か月前にオファーが来てから、番組側からの依頼で、照明のライトの色を変えるなど、着々と準備をされていたよう💡
「大きなトラブルもなく、無事に終わって良かった」と胸を撫で下ろしていらっしゃいました。

また、せっかくの機会だから北本市民に出てほしいとエキストラの手配をしたり、撮影で使用する車を当日急遽用意したりと、本当に頼もしいオーナーさん!
「自分の事はいいから」と何度も前置きした上で、「今後のドラマでも北本を使ってもらえれば嬉しい。
この機会に一緒に盛り上げていければ」と話してくださいました☆

あと、齋藤オーナーって人の顔と名前を覚えるのが早いんです!
名前を覚えてもらえるのって、とっても嬉しいですよね。人との出会いを大切にされている、齋藤オーナーの人柄が伝わりました。

今回私たちが見学ができたのも、しんごや石油さんのご厚意があってこそでした。
本当にありがとうございました!

撮影現場のエキストラには北本市民が積極的に参加!こちらも盛り上がりました。

笑顔の西村朋子さんの写真

市内でラーメン店をご夫婦で営んでいる西村朋子さん。

原作の池井戸潤さんの大ファンで一番最初に読んだ作品は『民王』だったとのこと。

「今一番注目しているのはもちろん『下町ロケット』です!」と素敵な笑顔でお話しくださいました。

今回のエキストラは『陸王』に続き3回目。

「現場の空気は真剣そのもの。ピリピリと痛いほど感じました。通行人の役でしたが、自分の住んでいる北本で大好きな作品にかかわることができて本当にうれしいです」

『下町ロケット』は、夢にむかって情熱をもって真摯に前を向いて進んでいく姿が際立ったドラマですよね。佃社長をはじめ佃製作所の皆さんの言葉に、何度胸が熱くなったことか!

大好きな作品が作られていく様子を、間近で見学できてとても光栄でした。

北本市が第1話、第2話ともにロケ地となったのも何かのご縁。

みんなで盛り上げていきませんかー!🚀