猿田彦太神(石戸宿)
庚申塔は本来中国の道教の神様を祀ったもので、ご本尊を「青面金剛(しょうめんこんごう)」といいます。
日本の神道では、庚申塔の「申」という字が「猿」を表しているため、猿田彦や三猿を祀ったりします。人間の体の中には「三尸(さんし)の虫」というものが住んでいて、60日に1度の庚申の日の夜、眠っている体から抜け出して天帝にその人の悪口を告げにいくと考えられていました。
人々はそれを防ぐため、その日の夜は村中が集まって寝ずに念仏を唱えるなどして過ごしました。
そうした行事(庚申(こうしん)待ち)を3年18回続けた記念碑として建てられたのが庚申塔というわけです。
また、となりに所在する芭蕉句碑は、嘉永4年(1851)、石戸連の俳人15名が俳句の上達を祈願して建てたものです。
北本七福神めぐりポイント
「福禄寿(経巻物を持つ幸運と長寿の神)」
インフォメーション
ふりがな |
さるたひこだいじん |
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住所 |
北本市石戸宿4-113 |
電話番号 |
048-594-5566(文化財保護課) |
アクセス |
JR北本駅西口から北里大学メディカルセンター行きバスで、「石戸宿3丁目」バス停下車、徒歩11分 |
更新日:2021年03月31日