学校給食費を改定します(お知らせ)
北本市の学校給食費は、平成12年4月に改定して以降、19年余り値上げをせずに据え置きとなっています。この間、消費税率の改正や近年の諸物価の高騰に伴い、給食用食材価格が大幅に上昇しており、これまで様々な工夫をしてきましたが、現状の給食費では献立の多様性や質、栄養価を維持することが困難となってきています。
このような状況を踏まえ、令和2年4月から給食費を改定します。
区分 | 現行 | 改定後 |
小学校 | 3,900円 | 4,500円 |
中学校 | 4,500円 | 5,200円 |
※年間給食回数を小学校183回、中学校177回として計算すると、1食あたり小学校で35円の増額(235円→270円)、中学校で43円の増額(280円→323円)となります。
なお、主食費(パンやご飯等)・牛乳費の値上がりにより年々減少している副食費(おかず)の割合を、前回改定時(平成12年)と同程度にするものとして算出しています。
詳しくは、下記の基礎資料に掲載しています。
学校給食費改定に係わる基礎資料 (PDFファイル: 411.4KB)
学校給食費の改定を検討しています(保護者の皆さまへのお知らせ) (PDFファイル: 563.9KB)
改定が必要な理由
- 前回平成12年度に値上げ以降、19年余り価格を据え置いてきましたが、平成26年度に消費税増税があったほか、近年物価も上昇しています。
- 平成30年8月に学校給食摂取基準(文部科学省)の一部改正があり、児童・生徒に望ましい給食として、必要な栄養量の増加と多様な食品を適切に組み合せることが追記されました。
- 令和元年10月からの消費税増税では、食料品の取引について軽減税率が適用されます。しかし、飼料・輸送費等はその対象外のため、食材価格の上昇が見込まれます。
給食費の運用について
保護者の皆様にご負担いただいている給食費は、すべて食材購入に充てられます。そのほか、調理に必要な施設や設備にかかる経費、人件費や光熱水費などは、すべて市が負担しています。
改定による効果の一例
- 学校給食摂取基準に基づき、多様な食材を使用しながら、成長期に特に必要とされるカルシウムや鉄分、食物繊維を十分に摂取できる栄養バランスの取れた献立になります。
- 主食、主菜、副菜、汁物など、品数が多く充実した献立になります。
- 行事食やセレクト給食などの実施が可能となり、食育の推進を図ることができます。
- 地産地消や安全性をより重視した食材の選定が可能となります。
これらにより、魅力ある安全でおいしい給食の提供が可能となり、児童・生徒の健やかな成長や食育の推進が期待できます。
更新日:2021年03月31日