「クビアカツヤカミキリ」の被害が拡大しています!

更新日:2025年10月21日

サクラを脅かす外来害虫「クビアカツヤカミキリ」

「クビアカツヤカミキリ」の幼虫はサクラなどの古木や大木に付きやすく、樹木内部を食い荒らし、枯死倒木等を引き起こします。また、果樹に付くと莫大な農業被害が生じるため、モモ、ウメなどのバラ科樹木への被害も懸念されています。

市内でも令和5年に高尾さくら公園内でサクラ被害が初めて確認されて以降、市内全域で年々被害が拡がっており、早急かつ継続的な防除対策が必要です。

生態

自然分布:中国、モンゴル、朝鮮半島、台湾、ベトナム
活動時期:6月~8月頃

体長:成虫で2.5~4センチメートル程度
特徴:体全体が光沢のある黒色で、前胸背板は明赤色

メスは2週間以上の寿命のあいだに、卵を数百個産卵する。

9日ほどで孵化した幼虫は、樹木を摂食しながら褐色のカリントウ状のフラス(木くずと糞の混ざったもの)を排出し、2~3年ほどかけて成長する。

クビアカツヤカミキリ(成虫)クビアカツヤカミキリのフラス

クビアカツヤカミキリ(成虫)  クビアカツヤカミキリのフラス

樹木に堆積したクビアカツヤカミキリのフラス

樹木に堆積したクビアカツヤカミキリのフラス

画像提供:埼玉県環境科学国際センター

クビアカツヤカミキリを見つけたら

所有する土地、施設の付近に植えているサクラ等にクビアカツヤカミキリの成虫を発見したら、まん延防止のため速やかに捕殺していただくとともに、下記「被害報告フォーム」より報告をお願いします。駆除用品の配布を希望される場合は「クビアカツヤカミキリ駆除事業」より申請をお願いします。

また、フラスを発見した場合は、フラスの上方の幹や枝に、フラス排出孔と呼ばれる穴があります。竹串や千枚通しなど細いもので取り除き、針金等で幼虫を刺殺するか、ノズルを用いて農薬を噴射することで、樹木の内部にいる幼虫を駆除してください。

(※クビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定されていることから、「持ち運ぶ」「飼う」「別の場所に放す」ことなどは法律により禁止されています。)

周知啓発用チラシ(PDFファイル:225.2KB)

 

クビアカツヤカミキリの被害を発見した場合は下記フォームより報告をお願いします。

https://logoform.jp/f/5kr7q

 

クビアカツヤカミキリ駆除事業

市では、自宅の敷地にある樹木に被害があった場合、土地の所有者等に駆除用品を配布し、防除活動を支援します。配布を希望する人は、下記フォームか環境課窓口で申請をおこなってください。

 

要領はこちら→北本市クビアカツヤカミキリ駆除用品の配布に関する要領(PDFファイル:72.5KB)

配布対象者

・被害樹木の存在する土地の所有者、又は当該所有者と同一世帯である者

・土地の所有者から当該土地の管理を任されている者

配布方法

下記申請書(北本市クビアカツヤカミキリ駆除用品配布申請書)により、クビアカツヤカミキリによる被害が確認できた場合、環境課窓口で配布します。※本人確認書類をご持参ください。代理での受け取りを希望の場合は委任状(任意様式)も併せてご用意ください。

別添「北本市クビアカツヤカミキリ駆除用品配布申請書(Wordファイル:21.7KB)」のとおり。

添付書類:被害樹木の写真

https://logoform.jp/f/TRRsj

 

電子申請はこちらから→  

 

その他

申請は年度内1回。また、駆除用品の配布は1世帯1回となります。

※予算額に達した時点で、受付は終了となります。

関連情報

クビアカツヤカミキリの生態や発見方法等の詳細については、埼玉県環境科学国際センターのホームページ、「サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第6版)」をご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境政策・保全担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5526
ファックス:048-592-5997
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