【4月8日】桜開花状況&北本市桜スポット(石戸蒲ザクラ編)

更新日:2021年03月31日

投稿者(市民リポーター)佐藤正子さん

天然記念物の石碑と満開の大きな石戸蒲ザクラの写真

こんにちは。市民リポーターの佐藤正子です。

4月8日に北本市内の桜を見て回りました。天気は曇り空でしたが、どちらも美しい桜を見ることができました。今回は「石戸蒲ザクラ」について書かせていただきます。

「石戸蒲ザクラ」は、北本市内にある東光寺の境内に咲いています。北里大学メディカルセンターのバス停で下車後、歩いて3分ほど。坂を下ると風情のあるお寺があり、それが東光寺です。

4月8日は、今にも雨が降りそうな曇り空のもと、たくさんのお客さんが訪れていました。長くくつろいでいる人は少なかったようですが、お寺の前には、出店があり賑わっていました。とまちゃんグッズのほか、飲み物や煎餅・和菓子が売られていて、テーブルで食事をしながらくつろぐこともできました。

(4枚の写真)左からトマトラーメン、おかき、ラムネ、おまんじゅう、お酒などが並べられている写真

満開の白い花を咲かせた石戸蒲ザクラの写真

「石戸蒲ザクラ」は、大正11年に国の天然記念物に指定されており、日本五大桜の1つとされています。樹齢800年。ヤマザクラとエドヒガンザクラの自然雑種で、この品種は世界でこの一本だけです。
「広報きたもと」の2017年3月号の記事によると、一時期、枯死寸前と言われ危機的な時期もありましたが、地域の人たちの長年の取り組みにより、現在は見事に復活したとのこと。
とても大きく、立派な銘木です。

「蒲ザクラ」について書かれている掲示板の写真

「蒲ザクラ」の名前の由来は、鎌倉時代の武将、蒲冠者の源範頼の伝説によるもの。源範頼が追ってから逃れ、東光寺まで辿りつき、その時に突いて来た杖が根付いたという伝説もあります。

大きな幹が下から4つほどに枝分かれしている「蒲ザクラ」写真

この日は、曇り空でしたが、蒲ザクラの花は見事に咲き誇り、とても華やかな姿でした。
見に来た人たちを魅了していました。

「蒲ザクラ」の古木を目の前にすると、霊験あらたかな感じがします。
きっと、古来より地元の人たちにとって大切な存在だったのだと思います。

また、桜の花だけでなく、木の幹がとても太く美しいです。多くの人たちの想いが込められているように思います。

様々な枝の形をしている満開の一本の蒲ザクラの写真

一本の蒲ザクラですが、幹や枝を様々な角度から見てみると、見る角度により、様々な枝の形を見ることができて、奥深さを感じました。

開花時期が少し遅めですが、行かれる時は「きたこれ」の開花状況もご覧くださいね。