【11月19日】第44回北本市総合防災訓練はまるでテーマパークでした!【後編】

更新日:2023年12月27日

投稿者(市民リポーター)山下太郎さん

 

さて、【前編】でカレーの引き換えに必要なスタンプ5個は揃ったのですが、まだ炊き出し訓練まで時間があります。
そこで、待つ間に展示されている車両を見学することにしました。

展示車両の見学

応急給水車両展示

応急給水車両

応急給水車両

芝生広場外周の通路では、桶川北本水道企業団が、応急給水車両」の展示と、飲料水の無料配布をしていました。

陸上自衛隊(大宮駐屯地)車両展示

自衛隊車両 軽装甲機動車

陸上自衛隊車両展示 軽装高機動車

噴水広場では、陸上自衛隊(大宮駐屯地)の車両展示が行われていました。

軽装甲機動車とは、小型の装甲車両のこと。

高機動車は人員輸送用車両です。

自衛官が、丁寧に説明してくださいます。

高機動車に入ることもできて、子どもたちがワクワクしながら順番を待っていました。

自衛隊車両  高機動車

陸上自衛隊車両展示 高機動車

警察車両・はしご車展示

白バイ写真撮影コーナーの様子

パトカー・白バイ 写真撮影コーナー

続いて、鴻巣警察署の車両展示です。

ここでは白バイに乗った雄姿を記念撮影できます。

「本物の」ジャケットを着ることもできます。気分は交通機動隊員です。

はしご車の写真

はしご車 車両展示

噴水広場の外周には、消防署によるはしご車の展示。

はしご車を近くで見ると、とてもデカイです。最近新しい車両に入れ替えたそうで、車体はピカピカ。

こちらでも消防士の防火服、ヘルメットの着用ができます。

12時30分 炊き出し訓練

スタンプラリー台紙

スタンプラリー台紙

器に盛られた自衛隊カレー

自衛隊カレー(チキンカレー)

自衛隊の屋外調理器材

牽引式屋外調理器材 野外炊具1号

スタンプカードを持って、多目的広場に行きました。受付で「自衛隊カレー」と「武蔵丘短期大学オリジナルカレー(ムサタンカレー)」を選びます。

かなり迷いましたが、僕は「自衛隊カレー」をいただきました。

列に並ぶと、地域の皆さんが給仕してくれました。

「陸上自衛隊」のイメージどおりの、豪快なカレーでした。具材は大きめカットです。でっかい鶏肉、大きな玉ねぎ、大きなジャガイモ。見てるだけで、笑みがこぼれます。

料理の秘訣を自衛官が教えてくれました。

「今日の食材はすべて北本市から提供されたものです。鶏肉はダシが出るので最初に入れます。この1つの釜で200人分のカレーが作れます。それを5つ使って1000人分を用意しました。この装具は、野営訓練でも使います」

武蔵丘短期大学は「ムサタンカレー」。ムサタンってスパイスの名前かと思ったら、武蔵丘短期大学のニックネームでした。ムサタンカレーを食べた同僚のK君は「キノコたっぷりのヘルシーなカレーでしたよ」とのことです。来年は「ムサタンカレー」をいただきます。

再び芝生広場へ

インフラゾーン

芝生広場に仮設テントが3つ並んでいる様子

かなり早めの昼食を終えたので、じっくりとゆっくり芝生広場をめぐることにしました。

広場のかなり目立つ場所に「インフラゾーン」があります。NTT、東京電力、東彩ガスです。

NTTブースでは、災害用伝言版「171」の体験ができます。災害はいつ起きるか分かりません。昼間だったら家族がバラバラです。家族の連絡手段としての「171」はとても大事です。

カインズ北本店

カインズのブースに立つ男性3人
屋外保管ケースの展示

カインズ北本店 店長 井元大輔さん(写真中央)

防災訓練に参加して「我が家でも防災用品を揃えよう」と、お店に来ていただいても、防災売場は広くてたくさんの品ぞろえがあります。迷ってしまいますよね。

ご家庭ごとに用意すべきものは違います。一人暮らしなのか家族住まいなのか。一戸建てなのか団地なのか。お住まいの環境が異なれば、必需品もさまざまです。

私たちは、お客さまへのご提案を心がけています。たとえば「屋外保管ケース」を推奨しています。地震被害で家が壊れた時に、屋内の備蓄品は取り出すことができなくなります。屋外保管ケースがあれば、安心です。このケースは5年間の耐久試験に合格しました。ローリングストックの保管箱としてもお使いいただけます。

お店には専門知識を持ったスタッフがおりますので、お気軽にご相談ください。

カインズでは「防災ブック」を無料配布しています。もしもの時に必要なコト&モノを一冊にした保存版冊子です。ぜひご活用ください。

防災BOOKの表紙

ヘイ ワールド!!

ヘイワールドのブースに立つ男女3人

ヘイ ワールド!! 副施設長 品田賢司さん(写真右端)

「ヘイ ワールド!!」は、衣・食・住が揃った、地域密着型ショッピングモールです。10の専門店とレストランがあります。

本日は「防災グッズ」「ローリングストック」そして「アウトドア用品」のPRをしています。あれこれ買い求めるときに、当店であれば、ワンストップで色々な防災用品が揃います。

日ごろから各店舗をご利用かと思います。次にお越しの際には、ぜひ施設内の他の売場もご覧になってください。

ヘイ ワールド!!は、北本市と防災協定を結んでいます。今後も、積極的に地域防災に貢献したいと考えています。

グリコ北本工場

グリコ北本工場のブース
赤ちゃんミルク、温めずに食べられるカレー、長期保存菓子の缶

グリコ北本工場 人事総務課 楠原剛さん

グリコ北本工場は、グリコグループの国内最大規模の工場です。ポッキーとプリッツを製造しています。

防災備蓄品として、賞味期限が5年間の「ビスコ缶」と「温めずに食べられる カレー職人」のセットを販売しています。賞味期限が近付いたら、美味しくお召し上がりください。ローリングストックとして、お勧めです。

アイクレオの「赤ちゃんミルク」は、常温保存できる紙パックのミルクです。外出の時に持って出かけると便利ですし、備蓄品としてもご愛用ください。

グリコ北本工場は、北本市と防災協定を締結しています。もしもの時にも、北本市のお役に立ちたいと考えています。

子ども放水体験

子どもが放水銃を持って放水している様子

子ども放水体験の様子

10人の北本市消防団員

北本市消防団第三分団の皆さん

芝生ひろばで、ひときわ賑やかなアトラクションがありました。「子ども放水体験」です。

消防団の皆さんが管理している、「本物の筒先(つつさき)を使った的あて」です。

的を担当する消防団員は、びしょぬれです。子どもには水圧が強いからか、それともわざとか、狙いが定まらないからです。

北本市消防団第三分団 島村亮一さん(集合写真前列右から2人目)

私たちは普段から夜間訓練などを行い、いざという時に備えています。

訓練に加えて、火災予防運動もしています。夜回り、いわゆる「火の用心!」は年3回。春の火災予防運動、秋の火災予防運動、そして年末年始火災特別警戒です。これから空気が乾燥する季節です。火災にはくれぐれも用心してください。

今日の「特別点検」の準備は7月から始めました。週2回の消火訓練を重ねてきました。その成果が発揮できて、嬉しいです。

消防団では新メンバーを募集中です。興味のある人は、北本市役所くらし安全課にお問い合わせください。

最後に

一般参加者受付と書かれた仮設テント

一般参加者受付のテント

けん引される野外調理器材

けん引される野外炊具1号

わずか半日のイベントでしたが、とても楽しかったです。

アトラクションやブースには、多くの工夫がありました。

スタンプラリーの対象ブースは12か所もあります。ブースの主目的は「知識啓もう」ですから、説明が多くなりがちです。文字が多かったり、パネルの枚数が多かったりしがちです。

ところが今日のイベントでは、紙芝居、クイズ、記憶力ゲームなどなど、趣向を凝らしたブースばかりで、来訪者を飽きさせません。

説明を聞くだけだと記憶に残りませんが、体験すると忘れません。

子どもたちは今日のイベントが楽しかったので、来年は親にせがんで来たがることでしょう。毎年参加すると、防災知識の基本を復習することができます。最新の防災グッズを知ることもできます。

「災害は忘れたころにやってくる」と言います。年に一度の「防災訓練」を記憶を留める場としてはもちろん、家族で楽しめる場にしていることが、素晴らしいと思いました。

会場のいたるところで、楽しそうな笑顔が溢れていました。「総合防災訓練」は、単なる訓練ではなくて、とても素敵な「テーマパーク」でした。

最後になりますが、関係者のみなさん、北本市役所のみなさんのご尽力に感謝申し上げます。

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