【8月30日】補助金を利用して生ごみ処理機を買ってみました!
(市民リポーター)山北陽子さん
こんにちは。市民リポーターの山北陽子です。
「今年やってみたいこと」のひとつを叶えたので、ここでご報告したいと思います。
何を叶えたのかと言いますと、それは表題にもあるとおり・・・
「北本市の購入補助金制度を利用して生ごみ処理機を購入すること!」です。
以前、広報きたもとの記事で知ったこの制度。
なぜこの記事に心を奪われたのかというと、大きな理由は3つ。
- 料理が好き→生ごみが多く出る
- ガーデニングが好き→土壌にやさしい肥料を使いたい
- 生ごみはごみ出しする時、重くて一苦労→ごみ集積場まで持っていく労力を軽減したい
生ごみ処理機があれば、生ごみを肥料に出来るし、ごみも減らせる!!!3つの悩みが一気に解決できると思ったからです。
すぐに情報収集を始めた私。
北本市から購入補助金を出してもらうためには一定条件を満たさなければならないこと、
生ごみ処理機にも色々な種類があること、金額もマチマチなこと等々…
優柔不断でどれにしようか迷いに迷っていたところ、たまたまWEBで自分好みの処理機を発見!!!
一気に気持ちが燃え上がり、ついに購入したのでした。
7月に購入後、飽きもせずに楽しみながら日々、処理機をフル活用しているので、この喜びを皆様と共有できたらと思います。
「北本市生ごみ処理機購入補助金」とは何か?
北本市では 家庭から排出される生ごみの自家処理を促進し、ごみの減量化・堆肥化による資源の有効利用を図るため、生ごみ処理機器を購入する市民に対して補助金を交付する制度があります。
補助は購入費の約1/2、上限は2万円。私は今回、2万円を補助金として受領しました。残念ながら、2024年度分はもう終了したそうなので、ご検討されている人は来期早々の手続きをオススメいたします。
参考:2024年度の補助金について
生ごみ処理機選び
補助金を利用するには、まず、どの生ごみ処理機を購入するのかを決めなければなりません。
処理機の種類、使用方法、処理方法、大きさ、金額など、いろんな種類があるので悩むところです。
処理機の種類を簡単にご紹介すると、代表的なものはこの4つです。
1.「乾燥式」
生ごみを温風で乾燥させ減量。処理した生ごみは燃えるごみとして廃棄可能。
室内用も多く、時短。乾燥後はたい肥ではなく有機肥料として利用可。デメリットとしては電気代がかかること。
2.「バイオ式」
微生物の力で生ごみを分解、熟成させてたい肥を作ります。主に屋外設置で電動型と手動型があります。
手動型は電気代不要、電動型も乾燥型にくらべ電気代が抑えられます。
3.「乾燥式」と「バイオ式」両方を組み合わせた良いとこどりの「ハイブリッド式」
生ごみを乾燥させながら微生物が分解します。室内で使えるものも多いですが、少しお高めなものが多いです。
「コンポスト(手動)」
容器を使い微生物の働きを利用して生ごみを肥料化。処理方法もいくつかあり、1.2.3.に比べるとリーズナブルなものが多い。
- 「設置型」:庭の土に容器の下の部分を埋め、生ごみ・落ち葉・土などを混ぜて入れることで、栄養豊富なたい肥が作れます。
- 「密閉型」:密閉した容器に生ごみと発酵促進剤をいれて発酵させ、その後、土に移して分解させます。
- 「段ボールコンポスト」:段ボールに資材と生ごみを入れかき混ぜるタイプ。安価で自作も可能で、ベランダなどでも使用可能。
私は、家の中で利用したかったので、におわない、室内に置いても違和感がない、自分の予算、ガーデニングに利用できる点を熟考し、「乾燥式」を選びました。
たい肥は作れませんが、有機肥料として処理後のごみを利用できるのがポイントでした。
処理機を検討するにあたり、たい肥と肥料の違いも学びましたよ!
たい肥=“土づくり”に使うもの、肥料=養分の補助なのだそうです。知らなかった~!!!
補助金を利用して入金されるまでの流れ…私の場合
私は購入前に北本市のホームページで補助金を利用するための要件を確認し、念のため市役所に電話をして、補助金がまだ利用できるのかどうかを確認。
また、ネットで購入した場合の必要書類も電話で念のため確認しました。補助金はまだ利用可能だったので、すぐにネット通販を利用して購入。
購入後、領収書、処理機の資料、補助金を申請するための書類(市のホームページからダウンロード可能。市の窓口でももらえます)などをもって市役所の環境課へ行き申請しました。
初めてのことだったのでドキドキでしたが、対応してくださった窓口担当者さんがとてもわかりやすく、丁寧に補助金が振り込まれるまでのフローをご説明いただいたので安心感に変わりました。
そして約1か月後、8月になって、市役所から補助金申請が了承された旨の案内が届き、ついに8月30日(金曜日)、2万円が振り込まれたのでした。振り込まれたのを発見した時は大興奮でした。笑
こんな経緯でお迎えした生ごみ処理機、我が家では毎日愛用しております。生ごみを出すことがほぼなくなり、ほとんどは肥料として大活躍しています。育てている植物の花付きもグッとよくなったので大満足の買い物になりました。
また、この制度を利用して嬉しく思うのは利用者だけではありません。
ご存じの人も多いかと思いますが、北本市、またその近隣のごみ問題はなかなか大変なのです。
北本市のごみ処理事情
私たちの住む北本市のごみは、吉見町にある埼玉中部環境センターにて、鴻巣市、吉見町のごみと一緒に処理されています。
なぜなら北本市には焼却場や最終処分場がありません。可燃ごみも不燃ごみも、他の地域にお願いしている状況なのです。
ホームページによると、このセンターへの1日のごみ搬入量は、約110トン。ごみ収集車両では、約40台分!1年間で約4万トンの焼却処理をして、4,000トン強の灰が排出されているそうです(ごみは燃えると約10分の1の灰になるそうです)。
そして可燃ごみの70%は生ごみと紙ごみ。そしてもちろん、処理するのには費用がかかっているわけなのです。
北本市の人口と世帯数が、令和6年9月1日現在→65,375人 30,915世帯。
ひとりひとりがごみの減量、ごみ有効利用を意識すれば費用も削減できるし、環境にも優しくてWIN-WINな感じではないですか!?
そして、このセンター、見学することもできるのです。
埼玉中部環境センター
埼玉県比企郡吉見町大字大串2808番地
見学可能
ところで余談ではありますが。
ごみ処理問題も大切ではありますが、北本市には高齢・身体障がいが理由で自らごみを集積所まで出すことが困難な人に、週に1回、自宅に収集業者が訪問してごみを回収する制度もあります。
先にも書いた通り、ごみ、特に生ごみは水分も多くて重量があります。
処理機利用もオススメですが、ごみ処理そのものが大変な場合だってもちろんあるのです。
そういう場合は、上記制度などを利用して少しでも快適な日常生活が送れるといいですよね。
北本市には生活に役立つ制度がまだまだたくさんあるので、私もどんどん活用して、実際に利用したリポートを、また皆さんにご紹介していきたいと思います!
ご期待ください!!!!!!
更新日:2024年11月11日