長周期地震動について

更新日:2026年04月01日

長周期地震動とは

地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生します。

ここでいう「周期」とは、揺れが1往復するのにかかる時間のことです。

南海トラフ地震のような規模の大きい地震が発生すると、周期の長いゆっくりとした大きな揺れ(地震動)が生じます。

この様な地震動のことを長周期地震動といいます。

建物には固有の揺れやすい周期(固有周期)があります。

地震波の周期と建物の固有周期が一致すると共振して、建物が大きく揺れます。

高層ビルの固有周期は低い建物の周期に比べると長いため、長周期の波と「共振」しやすく、共振すると高層ビルは長時間にわたり大きく揺れます。

また、高層階の方がより大きく揺れる傾向があります。

長周期地震動により高層ビルが大きく揺れることで、室内の家具や什器が転倒・移動したり、エレベーターが故障することがあります。

長周期地震動を知り、事前に対策を行うことで、被害を軽減することが可能です。

長周期地震動階級について

長周期地震動階級とは、固有周期が1~2秒から7~8秒の揺れが生じる高層ビル内における地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から、4つの段階に区分した揺れの大きさの指標です。

長周期地震動階級ごとの人の体感と室内の状況の関係性は以下のとおりです。

階級1

室内にいた殆どの人が揺れを感じる、驚く人もいる。ブラインドなど吊り下 げものが大きく揺れる。

階級2

室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど行動に支障を感じる。キャスター付きの家具類等が僅かに動く、棚にある食器類、書籍の本が落ちることがある。

階級3

立っていることが困難になる。キャスター付きの家具類等が大きく動く、固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。

階級4

立っていることができず、這わないと動くことができない。揺れに翻弄される。キャスター付きの家具類等が大きく動き、転倒するものがある。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。

 

長周期地震動による緊急地震速報の開始について

これまで緊急地震速報は、震度予想のみによって発表されてきました。令和5年2月1日より、発表基準に長周期地震動階級の予想値が追加され、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、緊急地震速報の発表が行われます。

緊急地震速報の発表基準の変更

最大震度5弱以上または長周期地震動階級3以上の揺れが予想された場合に、震度4以上または長周期地震動階級3以上が予想される地域に対し、緊急地震速報(警報)が発表されます。

また、最大震度3以上またはまマグニチュード3.5以上もしくは長周期地震動階級1以上などと予想されたときに、緊急地震速報(予報)が発表されます。

なお、緊急地震速報(警報)のうち予想震度が6弱以上または長周期地震動階級4の揺れが予想される場合は、特別警報に位置付けられています。

緊急地震速報が震度により発表された場合でも、長周期地震動階級により発表された場合でも、取るべき防災対応は同じで、身を守る行動を取ることが大切です。

緊急地震速報が発表されたら、先ずは身を守る行動を取り、揺れが収まるまで行動を続けましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし安全課危機管理・消防防災担当
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