第三弾「こまの魅力を発見」(南小放課後子ども教室)

更新日:2024年07月17日

 

令和5年度の放課後子ども教室の活動も、残すところわずかとなりました。

 

さて、今年度最後のコラムは、南小放課後子ども教室の活動について取材しました。

教室へ入ると、スタッフの浜口さんがふれあい活動で使用する様々な種類の”こま”を見せてくれました。

特に驚いたのが、「九州の南蛮こま」の大きさと重さです。この”こま”は果たして回るのだろうか…と眺めていると、「よいしょ!」の掛け声とともに、見事に回す浜口さん。他のスタッフも「この”こま”を回せる人は、浜口さんしかいない」と声を揃えておっしゃていました。

 

スタッフの浜口さん

「九州の南蛮こま」を軽快に回す

 

さらに南小の魅力ある活動の1つ、「手作りどんぐりこま」も見せていただきました。自分の好きなデザインで”myこま”が作れるとあって、子ども達に大人気です。色鮮やかなこまが並び、とても綺麗でした。塗料がはがれている部分にも味があり、デザインの変化を楽しめるそうです。

 

鮮やかな「手作りどんぐりこま」が並ぶ

 

「手作りどんぐりこま」の活動を取り入れる際のエピソードや、浜口さん秘伝の作り方について、お話を伺いました。

 

身近な自然の素材を使うこと

「南小の校庭に落ちているどんぐりを使うことがとても重要」と説明してくれました。子ども達に「身近なもので楽しさは作り出せる」ことを伝えたいと発案されたそうです。

 

自分だけの”myこま”を

自分好みのデザインで、自分だけの”myこま”を作れたら、きっと楽しい活動になる!と、子ども達のことを第一に考え、”自分で仕上げる”工程を取り入れました。

 

「手作りどんぐりこま」のエピソード1

「手作りどんぐりこま」のエピソード2

秘伝の作り方

色の塗り方1

色の塗り方2

 

”こま”についてお話を伺っているうちに、1年生が授業を終え放課後子ども教室へやってきました。スタッフが1人1人子ども達の顔を見ながら、出欠確認をしています。

学びの時間になると宿題を取り出し、進んで学習します。

スタッフが子ども達の様子を話してくれました。「宿題で分からない問題を聞いてくるとき、南小の子ども達は、私たちスタッフが見やすいようノートなどの向きを変えてから聞いてくれる。些細なことなんだけれど、思いやりが素晴らしいよね」

 

出欠確認をするスタッフ

良くできたところを褒めてあげるスタッフ

ゆっくり丁寧に説明するスタッフ

 

続いては、ふれあい活動の時間です。

まずはスタッフが、”こま”の回し方を指導します。「できるよ!」と子ども達は待ちきれない様子です。いざ挑戦してみると、糸を巻き付ける段階で子ども達の動きが止まります。スタッフへ巻き方のコツを聞き、再度挑戦しますが、今度は中々回りません。またスタッフの元へ…。

誰一人としてあきらめる事なく、何度も何度も挑戦していました。そして、活動終盤には参加する子ども達の大半が回すことに成功していました。

 

”こま”回しを指導するスタッフ

何度も挑戦する子ども達

 

最後に浜口さんが「南蛮こま」を披露すると、「わぁー!!すごい」と大歓声が上がりました。

 

子ども達を保護者へ引き渡した後、スタッフ数名から放課後子ども教室のスタッフの魅力や楽しさについてお話を伺いました。

「子ども達と一緒にいること、それだけで楽しいよ!」

「子どもが好きだからやっている。成長を見られることが何より嬉しい」

「子ども達は千差万別、それぞれの得意分野があって、どの子にも様々な可能性があるんだなぁーっと常々感じる。少しでも可能性を広げてあげたい」

 

 

活動をサポートするスタッフ

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