市民ワークショップ「地方創生に向けた若者会議」を開催しました!

更新日:2021年03月31日

市民ワークショップ「地方創生に向けた若者会議」

市の最上位の計画である第五次北本市総合振興計画後期基本計画の策定にあたり、市民参画手続として、市民ワークショップ「地方創生に向けた若者会議」を関東経済産業局と共催で2日間にわたり開催しました。総合振興計画に掲げる政策やSDGs(※)の目標・ターゲットを達成するため、市内に所在する企業の若手経営者や従業員、県立北本高等学校の生徒等が同会議に参加し、ビジネスの手法を活用した地域課題の解決アイデアを市長に提案しました。

※SDGs(持続可能な開発目標,エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月の国連サミット193か国の首脳が採択した「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
 

地方創生に向けた若者会議 第1日目
内  容 第1部 北本市の現状について
北本市長 三 宮 幸 雄
第2部 講演
SDGsを道しるべとする21世紀経営への変革~未来から選ばれる地域と企業になるために~
MS&ADインターリスク総研株式会社、産学官公民金連携・特命共創プロデューサー 原口真 氏
第3部 ワークショップ
地域課題の共有・深化
日   時 令和2年1月23日(木曜日)
場   所 北本市文化センター第1・2会議室
対象者 市内に所在する企業の若手経営者・若手従業員等 42人
埼玉県立北本高等学校生 6人
北本市の現状

第1部 北本市の現状

参加者に市の現状に対する理解を深めていただくため、三宮市長が今後の市の目指す方向性とその取組、課題等を説明しました。
○大宮台地上に位置する北本市
○「市天然記念物」カタクリの自生地
○台風や地震に強い安全・安心なまち
○関東を代表する縄文遺跡「デーノタメ遺跡」
○圏央道の開通や上尾道路の延伸による都心へのアクセスの向上

講演の様子

第2部 講演 「SDGsを道しるべとする21世紀経営への変革~未来から選ばれる地域と企業になるために~」
MS&ADインターリスク総研株式会社、産学官公民金連携・特命共創プロデューサー 原口 真 氏

第2部では、講師に原口さんを招き、ワークショップで行うアイデアを創出する考え方となるSDGsの思考法を中心に、企業がSDGsに取り組むポイント、SDGsを活用する意義、SDGsで変革に取り組む企業事例等についての講義を行いました。

第3部 ワークショップ「地域課題の共有・深化」

グループごとに、テーマに沿った地域課題について、まず個人の考えを話し合いました。

テーマ1  健康でいきいきと暮らせるまち
テーマ2  快適で安心・安全なまち
テーマ3  活力あふれるまち
テーマ4  若者の移住・定住・交流の促進
テーマ5  めざせ日本一、子育て応援都市

ワークショップの様子

地方創生に向けた若者会議 第2日目

内  容 第1部 ワークショップ ~ビジネスの手法を用いた未来のあるべき姿実現のためのアイデアの創出~
○未来のあるべき姿
○やりたいこと(+α地域の特色、地域課題、どんな価値を提供するのか)
○必要な資源
○課題及び解決方法
○模造紙記入
第2部 アイデアの発表
日   時 令和2年2月19日(水曜日)
場   所 北本市役所庁舎ホール
対象者 市内に所在する企業の若手経営者・若手従業員36人
埼玉県立北本高等学校生2人

第1部ワークショップ ~ビジネスの手法を用いた未来のあるべき姿実現のためのアイデアの創出~

2日目は、参加者がそれぞれが考えてきたアイデアについて、意見交換を行いました。最初に、テーマに沿った北本の「未来のあるべき姿」について、意見を出し合いました。 2日目になると、みなさん打ち解け合い、各テーブルでは活発な議論が展開されました。

意見交換の画像
会議テーマ
テーマ 「北本の未来のあるべき姿」
1 健康でいきいきと暮らせるまち ○老若男女が積極的にまちに出ることができる環境
2 快適で安心・安全なまち ○北本の自然(農地)・北本の住まい・北本の学び(農業)が一体となった持続可能な風景
○自然を重んじる快適で安心なまちづくり
3 活力あふれるまち ○多様な働き方・関係人口の拡大・消費活動を盛んに
○農地や地域資源が活用され、街並みは活気づき、雇用が生まれ活躍の場が広がる
4 若者の移住・定住・交流の促進 ○若者向け商業施設・企業支援・企業誘致
○年齢・性別などにかかわりなく地域のコミュニティに参加し、交流できるまち
5 めざせ日本一、子育て応援都市 ○子どもを産むなら、育てるなら北本がいい!~自然と触れあいながら安心して子育てができる場所~

続いて、未来のあるべき姿の実現に向けて、ビジネスの手法を活用した取組・提供する価値についてアイデアを出し合いました。また、そのアイデアに対する必要な資源やアイデアを実行するうえで生じる課題、課題の解決策等を議論し、その内容を模造紙にまとめました。

ワークショップの様子
未来のあるべき姿実現へのアイデア
テーマ ビジネスの手法を用いた未来のあるべき姿実現へのアイデア
1 健康でいきいきと暮らせるまち ○ウオーキング推進
   ポイント制度イベント
2 快適で安心・安全なまち ○北本フォルケ・ホイスコーレ
○自然を残し買い物・教育・子育てのしやすい施設の建設
   自然と住環境の調和を重んじる社会づくり
   水害等の被害が少ない都市
   広い道路交通の利便性
3 活力あふれるまち ○地元愛育成、コワーキングスペース設置
○北本○○タウン
4 若者の移住・定住・交流の促進 ○北本 to mart town
○学校と塾が連携し、授業についていけない子や勉強が苦手な子をサポートする
   AIプログラミング等を学んだり課題解決をめざす授業を実施する
5 めざせ日本一、子育て応援都市 ○新しい場所
発表の様子

各班で話し合ったアイデアについて最後に発表しました。未来のあるべき姿に向かって、どのような取組を行っていくのかそれぞれの思いや考えとともに、市長へ提案していただきました。

発表の様子

いただいたアイデアについては、第五次北本市総合振興計画後期基本計画の策定に生かします。また、今後もこのような会議を継続し、市民や企業との対話によるまちづくりを進めていきます。参加者の皆さま、大変ありがとうございました。

全体写真

御協力いただいた企業・団体等

・伊藤税理士事務所
・株式会社エー・アンド・デイ
・関東グリコ株式会社
・北本アグリ株式会社
・北本市観光協会
・株式会社来本化工
・北本建設株式会社
・埼玉県立北本高等学校
・埼玉縣信用金庫
・埼玉養蜂株式会社
・株式会社埼玉りそな銀行
・株式会社高脇基礎工事
・独立行政法人都市再生機構
・萬歳工業株式会社
・株式会社平和アルミ製作所
・北陽リスクコンサルティング株式会社
・株式会社武蔵野銀行
・モデリング株式会社
・デザイナー
・行政事務所ロータス