新庁舎建設の経緯

更新日:2023年09月25日

 新庁舎建設事業は、平成10年度の当初庁舎建設基本計画では、床面積10,000平方メートル、総工事費約51億8千万円、本体工事費約41億6千万円で計画していましたが、財政状況等から計画変更の検討を行ってきました。
 現在の新庁舎建設計画は、平成20年度からの計画の再検討を経て、床面積約9,300平方メートル、本体工事費が約25億円としています。
 新庁舎の規模については、市の規模や職員数等により必要な床面積が違いますので、単純に比較できませんが、職員1人あたりの面積では、近年整備された他市の平均が約34.03平方メートル、北本市の新庁舎は、職員1人あたり約25.62平方メートルとコンパクトな計画となっています。
 また、本体工事費については、基本計画でのデータで比較しますと、平均が1平方メートルあたり約35万9千円となっていますが、北本市の新庁舎は、約26万9千円となっており、経済的で質素な計画となっています。

職員1人あたりの面積
北本市 25.62平方メートル
他市平均 32.56平方メートル

1平方メートルあたりの工事費
北本市 26万9千円
他市平均 35万9千円

工事費は基本計画での数値となっています。 

新庁舎建設の推移

昭和59年度

北本市役所庁舎建設基金の設置、管理及び処分に関する条例を制定

昭和60年度

北本市役所庁舎建設基金の設置、管理及び処分に関する条例が施行

平成4年度

庁舎建設検討委員会を発足
・平成13年(市政30周年)完成を目指す。

平成7年度

庁舎建設委員会を発足

平成9年度

庁舎建設基本構想の策定
・庁舎建設委員会の答申で、「庁舎建設場所は現在地」とされた。

平成10年度

庁舎建設基本計画の策定
・規模 10,000平方メートル、6階建て
・建設費 51億8,140万円
・建物工事費 41億6,000万円

平成11年度

財政難により、庁舎建設計画を見直す(庁舎建設委員会に諮問・答申)

平成12年度

庁舎建物診断調査の実施
・第1庁舎、第2庁舎の耐震性能が不足
・庁舎改修費 9億5,140万円

庁舎建設計画の見直し(庁舎建設検討委員会で検討着手)

庁舎建設延期表明

平成13年度

庁舎建設計画の見直し検討報告(新庁舎建設から増築改修に計画変更)
・増築・改修工事費4億3,155万円
・第5庁舎(676平方メートル)等の建設 建設費1億2,264万円
・改修工事(空調等) 2億4,731万円

平成14年度

平成15年度当初予算に3億4,226万円を計上

平成15年度

財政難により、増築及び改修工事等を凍結

平成17年度

新庁舎建設に向けて、再度、課題整理と検討を開始

平成18年度

庁舎建設基本構想の策定に向けた取組み

・北本市庁舎建設委員会に諮問(平成18年8月)
・庁舎建設委員会を7回開催し、北本市庁舎建設委員会委員長より答申(平成19年3月)
 ⇒現庁舎の置かれている状況や課題、市のシンボルとしての役割、災害時の復旧拠点としての機能などから、基本構想を具体化する基本計画を策定し、早期に建設に取り組みことの提言がされる。
・庁舎建設基本構想の策定(平成19年3月)
・市議会庁舎建設特別委員会委員長報告(平成19年3月)
 ⇒庁舎建設について委員全員が賛成。可及的速やかに建設するとされる。

平成19~20年度

庁舎建設基本計画の策定に向けた取組み

 庁舎建設基本計画(案)市民説明会の実施
・全16回 参加者数延べ283名 意見総数357件 

庁舎建設基本計画(案)パブリックコメントの実施

・庁舎建設委員会に諮問(平成21年1月)
・庁舎建設委員会を全7回開催し、庁舎建設委員会委員長より答申(平成21年3月)
・庁舎建設基本計画の策定

平成21年度

庁舎建設基本設計発注に向けた取組み

・北本市庁舎建設に向けた住民満足度向上のための実態調査の実施
 ⇒既存施設の実態調査及び新庁舎の必要諸室及び面積の算定

・地震による建物の倒壊危険度に関する考察

・庁舎建設基本設計に向けた条件整理

平成22年度〜23年度

用途地域による建築制限に関する取組み

庁舎建設基本設計の策定が確実になったことで、国、県との調整が調い、特別用途地区(緩和型)、順防火地域、地区計画の都市計画手続きを開始する

「北本市行政・文化拠点特別用途地区」他の都市計画決定(平成23年9月)

庁舎建設基本設計の策定に向けた取組み

・基本設計者選定(公募型プロポーザル)
受 注 者 :株式会社安井建築設計事務所 東京事務所
契約期間:平成22年10月1日〜平成23年12月25日

・庁舎建設基本設計検討会議を設置して、基本設計に市民参画を行う(公募による市民、関係団体を代表する者、知識経験者、市職員、計40人の委員で構成された検討会議)

・庁舎建設特別委員会において、随時基本設計について報告・検討を行う。

・別冊広報きたもと 新庁舎特集号 全戸配布(平成23年10月号)
・基本設計(案)市民説明会の実施 全9回 参加者数延べ105人
・基本設計(案)のパブリックコメントの実施

北本市新庁舎基本設計書策定(平成23年12月)

庁舎建設実施設計の策定に向けた取組み

・実施設計者選定(随意契約)
受 注 者 :株式会社安井建築設計事務所 東京事務所
契約期間:平成23年11月〜平成24年3月

実施設計書策定(平成24年3月)

・施工者選定手続等検討委員会設置
 関係団体を代表する者、知識経験者、市職員からなる5人の委員で構成された、発注方法や入札方式等を検討する委員会

施工者選定手続等検討委員会報告書策定(平成24年3月)

平成24年度

・新庁舎建設計画を見直し、新庁舎建設工事費、備品購入費、移転費等を合わせて約37億9千万円の概算事業費を、約31億9千万円とする(平成24年6月)
     防災倉庫棟建設工事の見直し(約1億1千万円の減額)
     太陽光発電システム工事の見直し(約1億2千万円の減額)
     新庁舎備品購入費の見直し(約3億1千万円の減額)

北本市新庁舎建設工事の発注に向けた取組み

・施工者選定手続き等検討委員会での提言を受け、制限付一般競争入札(総合評価方式)により、(仮称)こどもプラザと一括発注とする。

・総合評価技術審査会の設置
  知識経験者と市職員からなる5人の委員で構成された、総合評価の評価項目や評価方法の検討ならびに技術提案の審査と評価を行う審査会

 

・新庁舎および(仮称)こどもプラザ建設工事入札公告(平成24年6月28日)

 

・新庁舎及び(仮称)こどもプラザ建設工事の施工者決定(平成24年9月27日)
    施工者:フジタ・伊田特定建設工事共同企業体
    請負額:31億800万円
    契約期間:平成24年9月27日~平成27年3月20日

 

・新庁舎および(仮称)こどもプラザ建設工事の着手(平成24年11月)

・北本市新庁舎および(仮称)こどもプラザ建設工事安全祈願祭

・議会フロアの仕様見直し
     議場壁面の木製ルーバー、議場および常任委員会室等のカーペット、会派控室の移動間仕切壁等の仕様見直しにより、約1,100万円の削減

 

平成25年度

・建設工事請負変更契約を締結(平成25年5月7日)
  請負代金額 増3億3,579万円
  変更後請負額 34億4,379万円

・備品購入(1期分)の契約を締結(平成25年9月5日)
 契約方法:条件付一般競争入札
 契約額:3,126万9千円
 受注者:株式会社ムトーセーフ本部

・1期移転作業
 10月11日(金曜日)閉庁後~10月14日(月曜日)

 

1期開庁(10月15日)
・都市整備部と教育部を除く部署が新庁舎での業務を開始

新庁舎2期および児童館建設工事に着手

第1庁舎と第2庁舎を解体
・第2庁舎には、最も飛散性の高いレベル1のアスベストが使用されており、法令に基づき適切に処理

平成26年度

・備品購入(2期分)の契約を締結(平成26年6月20日)
  契約方法:条件付一般競争入札
  契約額:1,620万円
  受注者:株式会社ムトーセーフ本部

2期移転作業
・10月10日(金曜日)閉庁後~10月13日(月曜日)

2期開庁(10月14日)
・すべての部署が新庁舎での業務を開始

新庁舎外構工事に着手
・第3庁舎および第4庁舎の解体工事
・みどりの広場、駐車場等の外構工事

工事完了(3月30日)

新庁舎建設に関係するすべて工事が完了

この記事に関するお問い合わせ先

総務課資産管理担当
〒364-8633
埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5509
ファックス:048-592-5997
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